平成24年度

   「むらさめ」「はるさめ」帰国出迎え   


 7月5日(木)、ソマリア沖・アデン湾において、第11次海賊対処活動に従事していた部隊(指揮官 第1護衛隊司令 山本克也1佐)の護衛艦「むらさめ」(艦長 松野征治2佐)と同「はるさめ」(艦長 佐藤誠2佐)が任務を終えて、横須賀に入港しました。本年1月に出港し、2月中旬から現地で護衛活動を行い、5月下旬「いかづち」及び「さわぎり」と交代し、この度帰国したものです。

 佐藤正久参議院議員、神奈川県議会竹内議長、横須賀市議会副議長、日本船主協会関係者、河野自衛艦隊司令官ほか各部隊指揮官、隊員、家族など多数の方々が出迎え、横須賀水交会としても、土井会長ほか多くの会員が参加し、自衛艦旗小旗、水交会旗を掲げて出迎えました。

 河村横須賀地方総監執行による帰国行事は、第1護衛隊司令帰国報告、防衛大臣訓示(河村横総監代読)、自衛艦隊司令官訓示、来賓紹介などが整斉と進められました。大臣の訓示では「様々な物品の輸出入あるいは多くの人々の往来の安全確保の一翼を担う本活動は、全ての国の繁栄を支える大事な任務であり、安全保障及び国際協力の面でも高く評価されている。本任務を成し遂げたことに誇りを持ってほしい。」と隊員を激励されました。

 第11次隊は32回、188隻の船舶を護衛して安全に航行させました。その成果は大臣訓示にもあるとおり、国際的にも高く評価され、関係船舶からは格別の感謝をされています。

 海賊対処は、長期間にわたる任務行動であり、厳しい環境条件のもとでの緊張は計り知れないことと思います。国際的な責務を果たし、国益に寄与した指揮官及び乗員に対して、深甚の感謝と敬意を払います。