平成24年度

   「いかづち」帰国出迎え   


 10月25日()、ソマリア沖アデン湾において、第12次海賊対処活動に従事していた護衛艦「いかづち」(艦長 鈴木雅博2佐)が任務を終えて、横須賀に入港、帰国しました。今年5月11日出港、6月上旬から、現地で海賊対処活動を行い、任務を終了し、この度帰国したものです。

 武居横須賀地方総監執行による帰国行事には、小泉衆議院議員、県議会議員、市議会議員、海上保安庁関係者、日本船主協会関係、松下自衛艦隊司令官ほか各部隊指揮官、隊員、家族など多くの方々が出迎えに集まっていました。横須賀水交会も多くの会員が参加、水交会旗及び自衛艦旗小旗を掲げて盛大に出迎えました。

 艦長帰国報告、内閣総理大臣訓示(横総監代読)、自衛艦隊司令官訓示、来賓紹介などの行事は整斉と進められました。
 
 12次隊は、34回、150隻の船舶を護衛し、安全に航行させるという大きな成果を挙げましたが、艦長はじめ乗組員の逞しく、凛々しい態度は、任務を完遂した誇りに満ちており、頼もしいものでした。


 公表された資料によると、第12次派遣海賊対処行動水上部隊までの累計護衛実績は約2600隻に及んでおり、その成果は国際的に高く評価され、関係船舶からは格別の感謝をされています。

 海賊対処は、海上交通の安全に寄与するために、長期間にわたる任務遂行であり、厳しい環境条件のもとでの緊張は計り知れないことと考えます。

 国際的な責務を果たし、国益に寄与した指揮官及び乗員各位に対して、深甚の感謝と敬意を払います。次の任務に邁進するため、短期間かと思いますが、休養され英気を養っていただきたい。