平成２５年度

　　　　　　護衛艦さわゆき自衛艦旗返納式参加　　　

　４月１日（月）横須賀港吉倉岸壁において、護衛艦「さわゆき」（艦長渡邊雄一１佐）の自衛艦旗返納行事がまさに年度初めに、武居横須賀地方総監執行により行われました。

　松下自衛艦隊司令官をはじめ各部隊指揮官等部隊関係者、横須賀市市民部長等官公庁関係者参加の中、横須賀水交会会員をはじめとして各防衛団体等も多数参加し盛大な式典となりました。特に「さわゆき」に縁のある方々は三々五々昔話を語りあうとともに、除籍を迎えた年月に考え深げの様子でした。

　行事は、横須賀音楽隊の国家吹奏のもと、自衛艦旗降下に始まり、艦長から総監に対し自衛艦旗返納、総監訓示の後、横須賀音楽隊の軍艦行進曲にあわせ乗員の退艦と厳粛かつ整斉と実施されました。

　武居横須賀地方総監の訓示では、両艦の業績を詳らかにするとともに、その業績は歴代艦長以下乗組員一同が不撓不屈の精神を持ち、一丸となって任務達成に邁進したとして、海上自衛隊の対する貢献に謝意を表すとともに最後の乗組員の労をねぎらいました。
　

　さて、「さわゆき」の業績について訓示から引用しますと、「はつゆき」型護衛艦の４番艦として、昭和５９年３月１５日石川島播磨重工業東京工場において就役しました。横須賀、大湊そして横須賀と転籍もあり、今日までの約２９年間護衛艦隊及び横須賀地方隊の中核として活躍しました。その間護衛艦隊及び横須賀地方隊の年度優秀艦として数回の表彰、また、幾度にも及び米国派遣訓練、遠洋練習航海、海上自衛隊演習等において、その実力を遺憾なく発揮しました。更に、東日本大震災に際しては、発災後約１時間で出港し、以後約3ヶ月にわたって災害派遣活動に従事しました。その活動は、総航程７５万８，１０２マイル、地球約３５週に匹敵し、総航海時数６万３，４０３時間に及びましだ。

　ここに、「さわゆき」の輝かしい業績を称え、歴代艦長はじめ乗組員のご尽力に深甚なる感謝と敬意を捧げます。