平成25年度

      護衛艦「いずも」の命名・進水式に参列   


 8月6日(火)、JMU(ジャパンマリンユナイテッド(株))横浜事業所磯子工場において、平成22年度計画護衛艦の命名、進水式が執り行われました。

 この護衛艦は、「しらね」型護衛艦の代替として建造が計画され、基準排水量19,500トン、長さ248m、幅38m、深さ23.5mで、ヘリコプター5機が同時に発着艦でき、9機を同時に運用、約14機を搭載できる能力があります。また洋上司令部機能、洋上給油機能を有するほか、手術室や35名分の病床など洋上医療能力も強化されています。さらに、乗組員約470名とは別に約450名が長期滞在できる設備もあります。「ひゅうが」型護衛艦を排水量で約5,500トン、長さで約50m上回り、就役すれば、海上自衛隊最大の艦艇になります。

 式典は、麻生副総理、江渡防衛副大臣、河野海上幕僚長及び鎌田装備施設本部長をはじめ防衛省関係者並びに建造所関係者等多数の参列者を得て、武居横須賀地方総監の執行により、厳粛かつ整斉と進められました。横須賀音楽隊の演奏に合わせた国家斉唱の後、防衛省を代表して江渡防衛副大臣が『本艦を「いずも」と命名する』と防衛大臣の自衛艦命名書を読み上げました。引き続く進水式では、麻生副総理と江渡防衛副大臣が支綱を切断、シャンパンが船体に砕けると同時に、くす玉が割られ、色とりどりの風船が舞い上がり、紙テープ・紙吹雪が舞い散る中、艦番号183「いずも」は、静かに沖側へ曳き出されました 。


  式典終了後の祝賀会では、建造会社代表、江渡防衛副大臣及び石破元防衛大臣からそれぞれ挨拶がありました。江渡防衛副大臣は、我が国の海上防衛の中核をなす護衛艦が進水したことへの祝意と中長期的な視野に立った艦船建造の重要性について述べられ、また石破元防衛大臣は、「いずも」進水への祝意の後、艦名が同じ山陰地方で地元の「いなば」であればよいと思った旨を吐露し会場を笑いの渦に包み込みました。また出雲大社の縁結びに因み「いずも」が多くの国々とのご縁を結ぶ役割を担っていくことへの期待並びに護衛艦「はるな」以降「いずも」に至るDDH建造の変遷と関係者の苦労などについて触れられました。

 「いずも」は、これから、平成27年春の就役に向け、吉野ぎ装員長をはじめとするぎ装員と防衛省及び建造所関係者により、「知恵と技術と思いを込めた」ぎ装が進められることになります。

 横須賀水交会からも会員多数が参列し、「いずも」の進水を祝し、ぎ装の無事な完成を祈るとともに、力強く輝かしい勇姿に自衛艦旗がへんぽんと翻る「いずも」就役の姿を思い描きつつ、多くの参列者とともに式場をあとにしました。

藤崎高久会員:富岡総合公園の高台より超遠距離で撮影