馬門山海軍墓地墓前祭挙行   

 第60回目を迎えた馬門山海軍墓地墓前祭が、平成27年5月9日(土)午前9時30分から約1時間にわたって同墓地(横須賀市根岸町一丁目5番地)において厳粛に執り行われました。

 参列者は、ご遺族の関係者を始め、吉田雄人横須賀市長、小泉進次郎衆議院議員、牧島功神奈川県議会議員、木下憲司横須賀市議会議員等、海上自衛隊からは井上力横須賀地方総監、大塚海夫自衛艦隊司令部幕僚長、井上司潜水艦隊司令部幕僚長、下園輝昭第二術科学校長、柴田有三横須賀教育隊司令、小林磨横須賀警備隊司令等、米海軍から在日米海軍司令部政務補佐官ジョン・ニーマイヤー氏、さらに主催五団体(大津地区連合町内会(本年度主幹事)、横須賀水交会、隊友会横須賀支部、大津観光協会、大津地区社会福祉協議会)それぞれの長・会員並びに一般参列者等計約370名(横須賀水交会は土井克彦会長以下35名が参加)に及び、祖国のために散華された英霊を追悼するとともに、わが国及び世界の恒久平和に祈りを捧げました。

 墓前祭は、「国歌斉唱」に続き西原徹大津地区連合町内会長及び横須賀市長による「追悼のことば」、全員による「黙とう」、海自儀仗隊による「拝礼」及び「弔銃発射」、参列者の「献花」の順で行われました。
 この間、今にも雨粒がこぼれ落ちそうな天気でしたが、最後まで降雨なく式典が進行したのは、参加者全員の思いが通じたのでしょう。

 今回は、特に海自横須賀音楽隊の支援が得られ、開式までの音楽演奏や「君が代」、「国の鎮め」、拝礼・弔銃発射あるいは献花時の演奏によって、式典が一層荘厳かつ和やかな雰囲気に満ちて、節目の回にふさわしいものとなりました。
 また、湘南学院高等学校学生による受付や献花の支援が、今年も式典に華を添えてくれました。
 さらに、前回同様横須賀水交会有志会員が腕章を着用して受付・誘導等の支援を行った結果、墓前祭の円滑な進行に欠くことのできない存在であることを強くアピールできたものと思っております。

 なお、読売新聞及び神奈川新聞が墓前祭を取材していました。
 


 馬門山海軍墓地は、明治15年(1882年)に海軍省が、戦死若しくは殉職した海軍軍人の埋葬地として開設したものであり、以後、横須賀鎮守府が終戦まで管理運営を担当していました。
 昭和24年(1949年)、横須賀市が横須賀地方復員局から維持管理を引き継ぎ、以後、一般墓地を造成しつつ、現在に至っています。

 また、当墓地内には軍艦「河内」、「筑波」等の殉職者、上海事変戦死者等、海軍軍人の英霊1,592柱が殉職者之碑・個人墓等に祀られていますが、個人墓の古いものは設置されてから約130年が経過し、損傷が激しく一部には倒壊しているものもあったことから、公益財団法人水交会が平成25年の半年間をかけて工事を行いました。(横須賀水交会が実務を担当し、対象墓石約235基を可能な限り元の状態に修復しました)

 この工事については、横須賀市長の「追悼のことば」にも紹介があり、参加者はこの馬門山海軍墓地を後世に向かって保存整備していくことの重要性を改めて認識することとなりました。

 最後に、緑風のように爽やかな態度や元気な挨拶で式典の準備撤収を支援してくれた横須賀教育隊の隊員たち、節度ある挙措動作の横須賀警備隊儀仗隊、さらに事前清掃を行ってくれた横須賀上級海曹会など海自横須賀地方隊関係各部に対して、主催各団体から深甚なる感謝の意が表されました。