平成28年度

   掃海艦「やえやま」、「つしま」自衛艦旗返納行事

 6月28日及び7月1日、横須賀港船越岸壁において、平成5年3月就役以来、掃海隊群(11年度までは第2掃海隊群)の中核として活躍してきた掃海艦「やえやま」(やえやま型掃海艦1番艦 艦長 相馬誉介3佐)と掃海艦「つしま」(同2番艦 艦長 増澤寛治2佐)の自衛艦旗返納式が、堂下哲郎横須賀地方総監により執行されました。

 6月28日は「やえやま」の最期を惜しむ雨の中、7月1日は「つしま」の最期の晴れ舞台に相応しい好天の中、艦尾に掲揚されていた自衛艦旗が降下された後、同旗が艦長から総監に返納され、式典は厳粛かつ整斉と挙行されました。

 両日とも、横須賀所在部隊の指揮官、掃海関係部隊幹部海曹士、沼田横須賀市副市長、防衛関係諸団体の長など多くの関係者が参列され、横須賀水交会からも中尾会長をはじめ会員十数名が参列しました。


 堂下総監は、訓示の中で、「やえやま」に対して「平成13年のシンガポールにおける西太平洋掃海訓練及び平成26年のペルシャ湾における米国主催国際掃海訓練に参加するなど、常に海上自衛隊の最前線にあって、その高い能力を遺憾なく発揮してきた。また、4回の航空機の救難作業に従事するとともに、平成11年には神戸沖において爆発性危険物の処理を実施、更に平成23年の東日本大震災に際しては、事態に即応して災害派遣にあたるなど国民の生命財産の安全確保に大きく貢献した。」とその功績を称え、さらに「つしま」に対しては、「平成23年のバーレーンにおける米英共催多国間掃海訓練に参加(中略)また、2回の航空機の救難作業に従事するとともに(以下同文)」とその功績を称えました。


 世界最大級の木造艦船が相次いで退役するという歴史的な日に立ち会った参加者の多くは、消え去る両艦に名残を惜しみました。

 歴代艦長及び乗組員のこれまでのご尽力と両艦の23年間に及ぶ任務完遂に深甚なる感謝と敬意を表します。

 なお、掃海艦3隻をもって編成されていた第51掃海隊は7月1日をもって解隊され、残る3番艦「はちじょう」は、新編される第1掃海隊(横須賀在籍)に編入されます。

 (一瀬良文幹事記)