練習艦隊出国行事

 平成29年度遠洋練習航海派遣部隊は、指揮官は、練習艦隊司令官 海将補 眞鍋浩司、派遣艦艇は、練習艦「かしま」(艦長 1等海佐 堀川雄司)、護衛艦「はるさめ」(艦長 2等海佐 樋ノ口和隆)の2隻であり、派遣人員は、第67期一般幹部候補生課程修了者約190名(うちタイ王国海軍少尉1名)を含む約580名である。期間は、平成29年5月22日(月)から11月1日(水)(164日間)であり、訪問予定国は、8か国、13寄港地()、総航程、約5万7千キロメートル(約3万マイル)です。

 5月22日(月)、入港時と異なり天気は晴れ、5月の爽やかな風が吹く中、横須賀港逸見岸壁には早朝から多くの見送りの人が集まってきた。横須賀水交会からも中尾会長をはじめ約30名の会員が参加しました。
 午前10時から行なわれた逸見岸壁での出国行事は、白い制服の実習幹部が凛々しく整列する中、小林鷹之防衛大臣政務官の訓示から始まり、小田原潔外務大臣政務官の祝辞、海上幕僚長の壮行の辞へと続きました。

 海上幕僚長は壮行の辞の中で、世界の海を見て世界の海軍と交流した諸君は、一回り大きくなって11月1日に帰国することを海上自衛隊総員が、一日千秋の思いで待ち望んでいると述べられました。


 その後、訪問国の駐日大使や武官等の来賓紹介、祝電披露、花束贈呈と続き、最後に眞鍋司令官から、「準備良し。ただいまから、平成29年度遠洋練習航海に出発します。任務完遂に全力を尽くします。行って参ります。」と力強い決意が述べられました。
 
 
 実習幹部は、横須賀音楽隊が奏でる軍艦マーチに合わせて大きく手を振りながら行進し、颯爽と
それぞれの艦に乗り組み、最初の寄港地パールハーバーに向け出港していきました。
(石井 順 幹事 記)

):アメリカ合衆国(パールハーバー、サンディエゴ、ニューポート、フォートローダデール@アンカレッジ)
    メキシコ合衆国(チアパス、マンサニージョ)キューバ共和国(ハバナ)、チリ共和国(バルパライソ)、
    エクアドル共和国(グアヤキル)、カナダ(バンクーバー)、ロシア連邦(ウラジオストク)、
    大韓民国(ピョンテク)