掃海艦「ひらど」引渡式・自衛艦旗授与式  及び 横須賀初度入港

 平成30年3月16日(金)、小雨降る中、JMU(ジャパンマリンユナイテッド(株))横浜事業所鶴見工場において、平成26年度計画掃海艦の引渡式、自衛艦旗授与式が執り行われました。

 この艦は、あわじ型掃海艦の2番艦で、基準排水量690トン、長さ67メートル、幅11メートルで、FRP製の掃海艦艇としては5隻目となります。

 式典は、小野寺五典 防衛大臣、山村浩 海上幕僚副長をはじめ、防衛省及び建造所関係者等多数の参列者を得て、道満誠一 横須賀地方総監の執行により、厳粛かつ整斉と進められました。

 はじめに、建造所から防衛省へ引渡しが行われ、マストに掲揚されていたJMU社旗が降下されました。
 この後、横須賀音楽隊が「海のさきもり」を奏でる中、小野寺防衛大臣から艦長 相馬誉介2等海佐へ自衛艦旗が厳かに授与され、引き続き、「行進曲軍艦」に合わせ、自衛艦旗を捧げた副長を先頭に乗組員が乗艦し後部甲板に整列、国歌「君が代」の演奏と共に自衛艦旗が艦尾旗竿に掲揚され、ここに名実ともに掃海艦「ひらど」が誕生し、掃海隊群第1掃海隊に編入されました。

 式典終了後、建造所主催による祝賀会が行われ、三島愼次郎 JMU代表取締役社長及び小野寺防衛大臣からの御挨拶がありました。
 特に大臣にとっては、予算要求時にも防衛大臣であったとのことで感慨は一入とのことでありました。
 続いて祝電紹介、加藤耕司JMU顧問の乾杯の発声により祝宴が幕開き、多くの参会者が、建造所から防衛省海上自衛隊への「ひらど」の無事なる引渡しと新たな掃海艦の就役を祝いました。

式典終了後、建造所主催による祝賀会が行われ、三島愼次郎 JMU代表取締役社長及び小野寺防衛大臣からの御挨拶がありました。
 特に大臣にとっては、予算要求時にも防衛大臣であったとのことで感慨は一入とのことでありました。
 続いて祝電紹介、加藤耕司JMU顧問の乾杯の発声により祝宴が幕開き、多くの参会者が、建造所から防衛省海上自衛隊への「ひらど」の無事なる引渡しと新たな掃海艦の就役を祝いました。

 祝賀会終了後、出港・見送りが行われました。
 建造所側から艦長への花束贈呈、引き続き相馬艦長から「即戦力として活躍できるよう全身全霊をもって努力します。」と力強い挨拶と出港報告がありました。
 多くの式典参加者とJMU鶴見工場社員に見送られる中、艦橋左ウィングに感謝の思いが込められた手作りの横断幕を掲げた「ひらど」は、配備先の横須賀に向かって堂々と出港して行きました。
 鶴見工場を出港して約2時間後、岸壁に向かって強風が吹きすさぶ中、「ひらど」は、横須賀逸見岸壁にスマートに入港しました。
 岸壁では、道満横須賀地方総監ほか各部隊指揮官、隊員、田中茂 横須賀市長代理副市長、横須賀海上保安部次長、横須賀警察署長、防衛諸団体の会員など多くの人々が出迎えました。横須賀水交会も10数名の会員が参列し、自衛艦旗小旗、水交会旗を掲げ「ひらど」を盛大に出迎えました。

 横付け作業終了後、音楽隊の演奏に合わせ、乗組員が岸壁に整列、相馬艦長の入港報告、来賓を代表し田中副市長から「ひらど」の横須賀入港を心から歓迎する旨のご挨拶、その後、曽我部長船 自衛隊家族会三浦半島地区会会長から艦長へ花束が贈呈されました。

 最後に相馬艦長から「掃海艦「ひらど」は、お陰様を持ちまして本日無事に就役することができました。我々乗員一同は、歴史と伝統が育まれたここ横須賀の地で御世話になります。即戦力として、活躍ができるよう全身全霊を捧げて努力していく所存ですので、今後とも「ひらど」への御支援をよろしくお願いします。本日は、どうもありがとうございました。」とお礼の挨拶があり、これをもって入港行事は滞りなく終了した。

 掃海艦「ひらど」の今後の大いなる活躍を祈念します。
  (一瀬 良文 幹事 記)

       写真出典:自衛艦隊ホームページ
          http://www.mod.go.jp/msdf/sf/whatsnew/W003H0000528.html