平成30年度
       
      練習艦隊出国行事  

 平成30年度遠洋練習航海部隊は、指揮官 練習艦隊司令官 海将補 泉 博之、派遣艦艇は、練習艦「かしま」(艦長 金子 純一 1等海佐)、護衛艦「まきなみ」(艦長 大日方 孝行 2等海佐)の2隻であり、派遣人員は、第69期一般幹部候補生課程修了者約191名を含む584名であります。

 期間は、平成30年5月21日(月)から10月30日(火)であり、訪問予定国は、10か国、12寄港地(*)、総航程、約5万7千キロメートル(約3万1千マイル)です。

 5月21日(月)、爽やかな晴天の下、横須賀港逸見岸壁には早朝から多数の見送りの人々が集まってきました。横須賀水交会からも、中尾会長をはじめ約20名の会員が参加しました。

 午前10時から行なわれた逸見岸壁での出国行事は、白い制服の実習幹部が凛々しく整列する中、小野寺 五典 防衛大臣の実習幹部に対する「我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増す中で、諸君の果たす役割に国民は大きな期待を寄せています。その事を強く自覚し、これから自分が成すべき事は何か、それには何を学ぶ必要があるのか、諸君一人一人が課題を持ってこの航海に臨んでもらいたい。」との訓示から始まりました。

 堀井 学 外務大臣政務官は、「今回入港する国々の内、外交関係樹立が、インドネシア60周年、スペイン・スェーデン150周年、メキシコ130周年、ハワイは日本で最初の組織的海外移民150周年という各2国間において重要な年であること。本遠洋練習航海は、実習幹部諸官の海上実習のみならず、訪問国に対する我が国の敬意と友好の意思を伝え、関係国との信頼を深め友好関係をより強固なものとする、まさに積極的平和主義の実践として外交面においても極めて重要な意味を持つものであります。」との祝辞を述べられ、海上幕僚長の壮行の辞へと続きました。

 海上幕僚長は、壮行の辞の中で「世界の海を見て世界の海軍と交流した諸君は、一回り大きくなって10月に帰国することを海上自衛隊総員が、一日千秋の思いで待ち望んでいる。」と述べられました。

 その後、訪問国の駐日大使や武官等の来賓紹介、祝電披露、花束贈呈と続き、最後に泉司令官から、「関係各位の激励のお言葉、そしてご家族の方々のご声援を胸に元気に行ってまいります。」と力強い決意が述べられました。

 実習幹部は、横須賀音楽隊が奏でる軍艦マーチに合わせて大きく手を振りながら行進し、颯爽とそれぞれの艦に乗り組み、最初の寄港地パールハーバーに向け出港して行きました。


 (*):インドネシア(ジャカルタ)、アラブ首長国連邦(アブダビ、フジャイラ)、
     バーレーン(ミナサルマン)、サウジアラビア(ジッダ)、スペイン(バルセロナ)、
     英国(ポーツマス)、スウェーデン(ストックホルム)、フィンランド(ヘルシンキ)、
     アメリカ(ノーフォーク)、メキシコ(マンサニージョ)、アメリカ(ホノルル)

      (石井 順 幹事 記)