令和5年度
       
      第45次海賊対処行動水上部隊出国行事  

 令和5年6月3日(土)雨天のため船越基地合同庁舎講堂において、約半年間にわたり海賊対処行動に従事する「いかづち」の出国行事が行われ、永田会長以下8名の会員が参列しました。

 当日は、大雨警報発令中で横須賀線も一部運転を見合わせるという生憎の荒天でしたが、横須賀市長をはじめとする来賓、部隊指揮官等約40名に加え、300名を超える家族が参列し、会場は熱気に包まれました。

 開式後、まず齋藤 自衛艦隊司令官が、「今回、艦長が指揮を執る初めての行動になる。本行動は14年に及び、900回を超える哨戒、4000隻以上の船舶護衛を実施し、高い評価を得てきた。厳しい環境下での海賊対処及び周辺海域の情報収集という厳しい任務になるが、海上保安官との連携を図り、自らの職務を誠実に遂行し任務を完遂してもらいたい。特に若い隊員は厳しい環境下で表には出ない仕事であるが、国家にとって重要な仕事であることを認識し、誠実に任務にあたれ。」と訓示しました。

 司令官は、訓示の中で先日のスーダンからの邦人輸送に触れ、「当時、P-3Cはいつでも輸送任務に対応できるよう迅速に待機態勢を整え、「まきなみ」はスーダン沖で待機し万全の態勢をとり、現場隊員の任務に対する強い意志を感じた。実際の出番はなかったが、彼らこそ本物のヒーローであり、誇りに思う。」と熱い思いを述べました。

 渡邉 海上保安庁警備救難部長の挨拶の後、田中艦長が、「一丸となって明るく任務完遂に努めます。行って参ります。」と力強く出国報告し、来賓、家族の拍手の中、総員が乗艦のため会場を後にしました。

 大型の台風2号が接近中のため、波浪が収まるのを待って出港するということで出港見送りは実施されませんでしたが、特に隊員家族の温かい思いが印象に残る出国行事でした。

 (道満 誠一 幹事 記)