令和6年度
       
      砕氷艦「しらせ」帰国行事  

 令和6年4月8日(月)14時、砕氷艦「しらせ」(艦長:齋藤一城1等海佐 以下乗員 約180名)の帰国行事が行われました。

 前日から天候が心配されていたものの昼頃から薄日が差し、満開の桜とともに出迎えすることが出来ました。



 「しらせ」は、第65次南極地域観測協力として、艦上観測、野外観測、基地設営等の支援に従事するとともに、観測隊員に対する人員・物資の輸送、越冬隊員の収容を終え、総行動日数151日間、そのうち南極圏には99日間、この間、風速50メートルを超えるブリーザードにも耐え、総航程約18,000マイルの任務を遂行し、本日横須賀港に無事、帰港しました。

 横須賀音楽隊が演奏する中、帰国行事には、多くの隊員ご家族、各部隊指揮官及び先任伍長、文部科学省研究開発局海洋地球課関係者、横須賀市副市長、神奈川県議会議員、横須賀市議会議員、横須賀市職員等に加え、防衛協力諸団体の会員が参列しました。
横須賀水交会からは永田美喜夫会長以下約30名が「横須賀水交会」の幟を立てて出迎え、乗員の労を労いました。



 行事は、齋藤艦長の帰国報告から始まり、本任務に対する表彰(統合幕僚長からの授与)、防衛副大臣訓示、統合幕僚長訓示(運用部長代読)と続き、海上幕僚長からは「南極地域観測協力という大任を果たし、「しらせ」乗員総員が無事帰国したことは、私の喜びとするところであります。各人が本行動で得た貴重な体験や教訓を今後の勤務に生かし、引き続き、更なる発展に努めてもらいたいと思います。」と慰労のお言葉がありました。

 長期間にわたり、厳しい環境の下の任務を遂行された「しらせ」乗員の皆様に、心からの敬意と感謝を表します。お疲れ様でした。

  (高橋 正美 幹事 記)