平成20年度

         練習艦隊 入港を歓迎

 4月1日(火)練習艦隊(司令官 井上 力海将補、練習艦かしま、あさぎり、護衛艦うみぎり)が桜花満開の横須賀吉倉港に入港した。近海練習航海として、3月20日江田内発、大阪、大湊を経て横須賀に入港したものであり、同艦隊には第58期一般幹部候補生課程終了者175名(うちタイ王国留学生1名、女性15名)を含む約715名が乗艦している。

 澄み渡った青空の下、岸壁では半田横須賀地方総監以下の多くの現役隊員、山口横須賀市議会議長を始めとする地元及び各種支援団体関係者等が多数出迎えた。横須賀水交会は、福田、海野両顧問、佃会長以下多くの会員が参列し、自衛艦旗の小旗を振って歓迎の意を表した。

 音楽隊の演奏の中、「かしま」と「あさぎり」が出船で係留を完了したところで歓迎式典が開始された。式典は、山口市議会議長の歓迎の辞、同議長及び佃横須賀水交会会長等からの花束贈呈、井上練習艦隊司令官挨拶と厳粛な中にも和やかに進行した。


 同日、市内において、横須賀市、横須賀市議会、横須賀防衛協会、横須賀商工会議所そして海上自衛隊横須賀地方総監部の共催で、練習艦隊壮行会が実施され、横須賀水交会からも、佃会長以下多数の会員が参加し、練習艦隊の横須賀入港を歓迎し、勇躍壮途に就く同艦隊を激励した。

 壮行会に引き続き、横須賀水交会主催で、練習艦隊歓迎夕食会を開催、司令官、各艦長そして先任伍長等を招待し、その労をねぎらった。

 
 今後、練習艦隊は4月6日に東京(晴海)に回航し、同15日遠洋練習航海(南米・欧州方面世界一周)に鹿島立ちする予定であるが、158日間、総航程3万1千マイル余と例年に比べ長期間の航海になるようである。

 安全なる航海を心から祈るとともに、海上自衛隊の21世紀を背負う幹部自衛官をしっかり育てていただきたいと願うものである。