10月25日、ユニバーサル造船横浜事業所において、平成20年度計画中型掃海艇の命名・進水式が高嶋横総監のもと執り行われました。
この艇は、従来の木造艇と異なり、船体にGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics: ガラス繊維強化プラスチック)を使用した海上自衛隊初となる掃海艇であり、官民上げて取組んできた永年の研究開発の成果が結実したものです。
防衛大臣の代行として高嶋横総監によって「えのしま」と命名された後、支綱が切断され、シャンパンの祝いの洗礼を受けた「えのしま」は、横須賀音楽隊による軍艦マーチが響く中、薬玉(くすだま)が割られ「祝 えのしま進水」の垂れ幕と多数の紙テープを翻しながらゆっくりと船台を滑走して海上に浮かびました。
厳粛な中にも多勢の建造関係者や参列者等の思いを受けて、ゆっくり船台を滑走しての進水は、情緒があり素晴らしい進水式でした。
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