快晴に恵まれた5月14日(土)午前、新緑の薫る馬門山海軍墓地(横須賀市根岸町1丁目5番地)において第56回馬門山海軍墓地墓前祭が執り行われました。 墓前祭には、遺族関係者を始め、横須賀市長、市議会正・副議長及び議員、海上自衛隊から横須賀地方総監、護衛艦隊及び潜水艦隊幕僚長並びに掃海隊群司令、教育隊司令、警備隊司令等、主催5団体(横須賀水交会、隊友会横須賀支部、大津観光協会、大津地区社会福祉協議会、大津地区町内連合会)関係者並びに一般市民等320名にのぼる多数の方々が参列されました。なお、今回初めて国会議員の小泉進次郎氏が参列されました。 本墓前祭は、主催5団体が輪番で主幹事を務めており、今年度は横須賀水交会が主幹事を担当しました。このため、例年以上に横須賀水交会会員の墓前祭に対する意識が高く、土井会長代行以下32名が参列し哀悼の意を示すとともに式を盛り上げました。 司会は横須賀水交会の中尾幹事長が務め、墓前祭開催に先立ち東日本大震災で犠牲になられた方々に対し哀悼の意をこめ黙祷を行った後、式が開始となりました。 式は、一同拝礼の後、国歌斉唱、土井横須賀水交会会長代行及び吉田横須賀市長の追悼のことば、儀仗隊による拝礼、献花、弔銃発射、最後に黙祷を捧げるという次第で行われました。なかでも海上自衛隊の儀仗隊拝礼及び弔銃発射はラッパ隊の吹奏とともに節度と威厳に溢れ、ひときわ式典を引き締め格調高いものにしていました。更に、横須賀水交会土井会長代行の追悼のことばは、「日本人の魂」を呼び起こす内容であり参列者に感銘を与えました。 |
当海軍墓地には、軍艦「河内」、「筑波」の殉難者を始め、先の大戦の戦死者等1,592柱の英霊のほか戦後一般市民も埋葬されています。 事後の主催5団体の反省会において、事務局(大津行政センター)から「本年の墓前祭は、事前準備から式典終了後の撤収作業まで支援を頂いた横須賀水交会の絶大な協力により極めて円滑に行うことができました。」との所見がありました。また、参加者も年々増加しており、今回は横須賀地方総監の列席及び水交会本部からも3名の参加者があり、全般に水交会の面目を躍如した素晴らしい墓前祭でした。 |