海賊対処法に基づき、ソマリア沖・アデン湾において、海賊対処に任ずる水上部隊が派遣されておりますが、この度、第6護衛隊司令 水間 貴勝1佐を指揮官(司令部約30人)に「たかなみ」(艦長 米丸 祥一2佐、乗組員約170人)と「おおなみ」(艦長 吉野 敦2佐 乗組員約170人)の2隻が、第9次隊の「さみだれ」及び「うみぎり」と交代する第10次隊として派遣されることとなりました。
10月11日、河村横須賀地方総監執行の出港行事は、神風防衛大臣政務官訓示、河野自衛艦隊司令官訓示、第6護衛隊司令あいさつに続き、花束贈呈等盛大に挙行されました。
横須賀市長、船主協会、米海軍、海上保安庁関係者、各級指揮官、隊員、家族、横須賀水交会などの防衛団体、地元関係者など多数の見送りのなか、自衛艦旗小旗、水交会旗、各団体の激励幕などが掲げられ、出港時、超長一声が響き、帽振れにあわせた旗振りと声援で壮途を祝すなど、心のこもった行事でした。
10月7日までの海賊対処護衛実績は計287回、延べ2,100隻に上ると公表されております。派遣された部隊は、関係各国から高く評価されており、護衛された船舶からは、格別の感謝をされていることが伝えられ、立派な成果を挙げています。
はるか遠いソマリア沖で、厳しい環境、不自由な海外での長期間の活動には感謝の念が深まります。海洋使用の自由、海上交通の安全のため、ひいては国益のため長期間にわたる任務行動をする部隊に対し、深甚の敬意を払うとともに、任務達成と武運長久をお祈りします。
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