10月20日(木)、横須賀水交会の平成23年度部隊研修が、護衛艦「ひゅうが」(艦長 1等海佐 田邉明彦)で実施され、土井会長以下106名が参加しました。「ひゅうが」の研修は昨年も実施されましたが、今回の東日本大震災で大活躍された第1護衛隊群司令部研修を主目的に「ひゅうが」艦上で実施することとなりました。
「ひゅうが」は、海上自衛隊演習実動訓練出港前の多忙な時期でしたが、護衛艦隊司令官(海将 松下泰士)のご配慮により本研修が実現しました。
研修は、第1護衛隊群司令(海将補 糟井裕之)による東日本大震災救援活動状況の講話、「ひゅうが」艦長による艦の概要説明、引き続き艦内見学の順に実施されました。
まず、群司令による講話は、震災現場における救援活動状況が、発災から終結までの時間経過に沿った、極めて分かりやすい内容でした。特に、これまで経験したことのない大災害における現場と中央との連係、米軍との共同要領、各隊員の活躍状況が説明され、聴講した多くの会員から感動感嘆の声が聞かれたのが印象的でした。
次に艦長から横須賀水交会研修のおかげで一晩停泊でき、乗員一同喜んでおりますとのユーモアある挨拶があり、艦の概要説明が実施されました。説明には写真が多数使用され、各会員は「ひゅうが」の能力を十分理解することができました。
引き続き5グループに分かれ艦内見学が行われました。「ひゅうが」幹部が案内し先任伍長以下の海曹が付き添うなど、懇切丁寧な見学となり、予定されていた時間が大幅に伸びましたが有意義な研修となりました。
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