試験艦「くりはま」は防衛庁技術研究本部の予算により建造され、昭和55年4月8日に就役後、海上自衛隊に移管され、開発指導隊群に配属されました。その後、平成14年には研究開発部隊の改編に伴い開発隊群に配属替となり、今日まで約32年間、海上自衛隊初の試験業務専用艦として活躍しました。その間、魚雷、機雷、掃海機器等各種水中武器の技術試験、実用試験、性能試験等において供試器材の運用、試験データの計測等の任務を遂行し、総航程30万5,186マイル、総航海時数3万9,850時間に及びました。
ここに「くりはま」の輝かしい業績を称え、歴代艦長をはじめ乗組員のご尽力に深甚なる感謝と謝意を捧げます。
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