平成24年度

   練習艦隊横須賀入港、歓迎   


 5月9日(水)練習艦隊(司令官 淵之上英寿 海将補)が、近海練習航海の最終寄港地である横須賀に入港しました。

 横須賀水交会旗、湘南水交会旗をはじめ各支援団体の旗が翻り、横須賀音楽隊の歓迎演奏するなか練習艦「かしま」(艦長 佐々木輝幸1等海佐)、「しまゆき」(艦長 柳原誠2等海佐)及び護衛艦「まつゆき」(艦長 石田徹2等海佐)の3隻が逸見岸壁に接岸しました。

 同艦隊には、第62期一般幹部候補生課程終了者195名(内女性22名、タイ留学生1名)を含む約760名が乗艦しています。
 
 
岸壁では河村横須賀地方総監はじめ各級指揮官等多くの隊員、吉田市長をはじめとした多くの来賓、各支援団体が出迎えました。横須賀水交会からは土井会長以下、顧問等20数名の会員が出迎えました。
 
入港歓迎行事は、市長の歓迎挨拶、花束贈呈、司令官の挨拶等短い時間でありましたが、心のこもった歓迎行事が行われました。


 同日夕刻、同市内において横須賀市、横須賀市議会、横須賀防衛協会、横須賀商工会議所、横須賀地方総監部共催の遠洋練習航海部隊壮行会が行われ、部隊からも各級指揮官等が多数参加しました。横須賀水交会からも土井会長以下30数名の会員が参加しました。

 壮行会次第は、会長である吉田市長の練習艦隊・実習幹部に対する温かい激励から始まり、小山防衛協会会長の激励、司令官及び実習幹部代表に対する花束贈呈、淵之上司令官のお礼の挨拶及び横須賀出身佐々木俊実習幹部の挨拶と続き、乾杯は山口市議会議長からバトンタッチを受け、海上自衛隊OBでもある木下市議会副議長の発声により高らかに行われました。

 和やかな雰囲気の中、多くの支援者との歓談を通じて実習幹部は自分たちに対する期待の大きさを感じ、それに応えようとする意気込みが感じられました。中締めは木村商工会議所会頭の音頭で万歳三唱を行いましたが、その答礼として佐々木かしま艦長の万歳三唱をもって名残尽きない中、実習幹部の前途を祝して万雷の拍手をもって見送りました。

 
 
  
 壮行会終了後、場所を移して司令官、各艦長、先任伍長等を招待して横須賀水交会主催の歓迎夕食会が行われました。30数名の会員が参加して、裃を脱いだ和やかな懇談で近海練習航海の労をねぎらいました。

 
  
練習艦隊は、東京晴海港を5月22日()に出港、10月22日()までの154日間、わが国の中東までのシーレーンに沿って東南アジア、南西アジア、アフリカ等の14カ国約2万6千海里の遠洋練習航海に鹿島立ちします。

まさにソマリア沖アデン湾に海賊対処活動の海域を含む航海という厳しい現実をも体験できる貴重な練習航海となると思われますが、実習幹部が海上自衛隊の現状を体感し、国際的視野を養い、心身ともにたくましい船乗りとなって帰国されることを祈念します。