平成24年度

   護衛艦「いかづち」海賊対処のためソマリア沖へ   


 

5月11日()、護衛艦「いかづち」(艦長 鈴木雅博2佐、乗員約180)は、海賊対処第12次隊の1艦として、ソマリア沖アデン湾へ向け、横須賀を出港しました。第12次隊は、第5護衛隊司令山崎浩一1佐を指揮官とし、5月12日()佐世保を出港する護衛艦「さわぎり」とともに、5月下旬に第11次隊の「むらさめ」及び「はるさめ」と交代し、海賊対処任務に就く予定です。

 河村克則横須賀地方総監執行による出港行事は、防衛大臣訓示(横総監代読)、河野克俊自衛艦隊司令官訓示、花束贈呈、艦長出港報告、乗組員乗艦など盛大に挙行されました。艦長の「皆様のご支援に感謝し、任務に邁進する」との力強い挨拶が印象的でした。

 佐藤正久参議院議員、吉田雄人横須賀市長はじめ各級指揮官、隊員、海上保安庁関係者、家族、防衛関係団体、日本船主協会代表などとともに、横須賀水交会は土井会長はじめ約20名が参列し、壮途を祝いました。
 
 「いかづち」は、横須賀音楽隊の演奏の中、スマートに離岸、出港。帽振れにあわせ自衛艦旗小旗や各会の旗が打ち振られ心のこもった見送りが行われました。「いかづち」のメインマストに掲げられた特別大きな自衛艦旗が眼を引きました。


 
公表されたデータによると、ソマリア沖の海賊対処は、最近までに累計350回、約2,600隻におよぶ商船の護衛を実施しており、日本船主協会はじめ関係各国、護衛された船舶から特段の感謝をされています。

 海上交通路の安全ひいては、国益のため、長期にわたり厳しい環境条件において、時として危険を伴い、任務を遂行する部隊に対し心からの敬意と感謝を捧げます。

 武運長久と任務達成を祈る!