平成24年度

   横須賀上級海曹会総会にて水交会をアピール   


 6月12日()横須賀水交会は横須賀上級海曹会(会長・田村幸司海曹長)の総会において水交会についての説明会を行いました。

 これは田村会長から横須賀水交会に対し、入会希望者を海曹クラスにも拡げるために、水交会の目的、活動内容等に関する説明会を開いてはいかがとの提案を受けて実施することとなったものです。

 説明会は、上級海曹会が年に一度実施している総会に併せて、横須賀地方総監部大会議室にて行われました。

 横須賀水交会からは土井会長及び清水常務幹事(会勢担当)が参加し、まず土井会長が、海上自衛隊を取り巻く環境が、会長の現役時代に比べ激変していることの事例の紹介及び海上自衛隊や各隊員が日頃の任務を遂行していることへの敬意と感謝を述べ、その活動を支援する水交会の状況や重要性についての全般的な話を行いました。

 
 ついで清水幹事が水交会のしおり及び補足説明資料による詳細説明を行いました。

 水交会は昭和27年、旧海軍の水交社を受け継ぐ形で任意団体として発足し、以後昭和29年には厚生省所管の財団法人に認可され本格的な活動を開始しました。平成13年には海上自衛隊の退職者で組織する任意団体「海上桜美会」を合同し、移行期間を経た後、平成16年度から新体制を発足させ、平成23年6月に公益財団法人として認可され今日に至っています。

 また水交会の事業について、海上自衛隊の活動に対する支援活動のひとつである海外派遣部隊の見送り・出迎えや、先人の慰霊顕彰のための馬門山海軍墓地墓前祭や「海軍の碑」記念行事の挙行等の具合例を分かりやすく示しました。

 当日は、横須賀在籍各部隊の先任伍長をはじめ各部隊から上級海曹約50名が集まり、土井会長、清水幹事の説明を熱心に聞き入る姿が見られました。特に海上桜美会と合同したことにより、それまでの幹部出身者の親睦団体という性格から、准曹士も含めた海上自衛隊出身者全体に及ぶ性格の団体へと移行した点についての理解が得られたものと思われます。


 今回の上級海曹会に対する説明会は、初の試みでしたが、水交会の活動を幅広い層に理解を広げるという初期の目的は十分に達成したものと思われます。