平成25年度

      練習艦隊の歓迎壮行会   

 5月9日(木)、練習艦隊(司令官 北川文之 海将補)が、近海練習航海の最終寄港地である横須賀に入港しました。

 本年度の練習艦隊は練習艦「かしま」(艦長 大野敏弘1等海佐)、「しらゆき」(艦長 川内健治2等海佐)及び護衛艦「いそゆき」(艦長 青木操2等海佐)の3隻で編成されていますが、当日は、横須賀音楽隊が歓迎の曲を奏でる中、「かしま」及び「しらゆき」の2隻(第63期一般幹部候補生課程修了者176名を含む約550名が乗艦)が吉倉岸壁に接岸しました。

 岸壁では、武居横須賀地方総監はじめ各級指揮官等多くの隊員、吉田市長の他多くの来賓、各支援団体が出迎えました。横須賀水交会も土井会長以下多数の会員が自衛艦旗・水交会旗を掲げ、横須賀入港を歓迎しました。

 入港歓迎行事は、市長の歓迎挨拶、花束贈呈、司令官の挨拶等短い時間でありましたが、心のこもった歓迎行事が行われました。

 


 同日夕刻、同市内において横須賀市、横須賀防衛協会、横須賀商工会議所、横須賀地方総監部共催の遠洋練習航海部隊壮行会が行われ、在籍部隊からも各級指揮官等が多数参加しました。横須賀水交会からも土井会長他多数の会員が激励に駆けつけました。

 壮行会は、主催者代表の吉田横須賀市長の練習艦隊・実習幹部に対する温かい激励から始まり、司令官及び実習幹部代表に対する花束贈呈、北川司令官のお礼の挨拶及び横須賀出身の松永理志実習幹部の挨拶、市長から訪問地であるフランスのブレスト市(横須賀と姉妹都市)に対する書簡の委託と続き、乾杯は山本市議会副議長の発声により高らかに行われました。

 和やかな雰囲気の中、多くの支援者との歓談を通じて実習幹部は自分たちに対する期待の大きさを感じ、それに応えようとする意気込みが感じられました。

 中締めは木村商工会議所会頭の音頭による万歳三唱及び、その答礼として大野かしま艦長の万歳三唱が行われた後、小山防衛協会会長の結びの言葉で締めくくられました。参会者一同名残尽きない中、実習幹部の前途を祝して万雷の拍手をもって見送りました。

  壮行会終了後、場所を移して司令官、各艦長、先任伍長等を招待して横須賀水交会主催の歓迎夕食会が行われました。ここでも多数の会員が参加して、裃を脱いだ和やかな雰囲気の中での懇談で近海練習航海の労をねぎらいました。
 
 
 この後、練習艦隊は12日まで横須賀に滞在した後、晴海(東京)に回航し、22日から約5か月間に及ぶ世界一周の遠洋練習航海に出発します。

 海上自衛隊が国際貢献している海域等、我が国にとって重要な航路等の通過及び関係国の訪問であり、実習幹部には訓練のみならず、諸外国との友好親善を通じて国際感覚を身につけ、心身共にたくましい船乗りとなって帰ってきてもらいたいと思います。

 安全なる航海を心から祈念します。