7月27日(土)、横須賀地区の防衛協力諸団体(横須賀防衛協会、横須賀水交会(主幹事)、隊友会横須賀支部(副幹事)三笠保存会、隊友会武山支部、横須賀曹友会、父兄会三浦半島支部、自衛官募集相談員会、横須賀海交会、桜遊会)共催による恒例の平成25年度横須賀夏期防衛講座講演会及び納涼懇親会が神奈川県立保健福祉大学において開催されました。講師の前防衛大臣森本敏氏は、「最近の東アジア情勢と日本の安全保障課題」と題して、尖閣や北朝鮮等の我が国が喫緊に取り組まなければならない安全保障・防衛問題の要点とその対応を分かりやすく解説されるとともに、引き続く納涼懇親会で暑気払いを楽しまれ参会者との交流を大いに深めていただきました。
当日はうだるような猛暑日であったにもかかわらず、多数の自衛官を含む来賓及び各種防衛関連団体の熱心な会員並びに約50名の一般公募者等約500名もの聴講者が詰めかけほぼ満員の盛況となりました。我が国を取り巻く内外情勢が厳しさを増す中で、夏期防衛講座が横須賀の夏のイベントとして地域に定着し、自衛隊や防衛問題に対する市民の関心と理解も高まりつつあるとの感を強くしました。
森本敏前防衛大臣は、昭和16年生まれで、防衛大学理工学部を9期生として卒業後、航空自衛隊に入隊しました。昭和52年に外務省アメリカ局安全保障課に出向、昭和54年に外務省入省後は、在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など一貫して安全保障の実務を担当しました。外務省退官後は、慶応大学、中央大学、政策研究大学院大学、聖心女子大学等で教鞭を執り、平成12年から拓殖大学国際学部教授、同大学海外事情研究所所長等の要職を歴任し、現在も拓殖大学教授として活躍中です。平成21年8月初代防衛大臣補佐官、平成24年6月第11代防衛大臣に就任、オスプレーの沖縄配備推進等日米共同の強化に尽力する等大いに手腕を発揮されたのは記憶に新しいところです。
講話は、主催団体の長の紹介及び小山横須賀防衛協会会長による開会挨拶並びに来賓紹介に引き続き、主幹事である土井横須賀水交会会長による講師紹介で始まりました。
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