12月6日(金)、JMU(ジャパンマリンユナイテッド(株))横浜事業所鶴見工場において、平成23年度計画中型掃海艇の命名、進水式が執り行われました。
この掃海艇は、基準排水量570トン、長さ60m、幅10.1m、深さ4.5mであり、船体にGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics:ガラス繊維強化プラスチック)を使用した海上自衛隊で3隻目となる掃海艇です。
式典は、武居智久横須賀地方総監の執行により、厳粛かつ整斉と進められました。横須賀音楽隊の演奏に合わせて国歌斉唱の後、防衛省代表として武居横総監が『本艦を「はつしま」と命名する。』と防衛大臣の自衛艦命名書を読み上げました。引続き武居横総監によって支綱が切断されると、シャンパンが船体で砕け、薬玉(くすだま)が割れ、横須賀音楽隊による軍艦マーチの演奏が響く中、「はつしま」はゆっくりと船台を滑り降り、その雄姿を海面上に横たえました。
「はつしま」は、これから、平成27年春の就役に向け、鈴木厚志ぎ装員長をはじめとするぎ装員と防衛省及び建造所関係者により、ぎ装が進められることになります。
横須賀水交会からも本多副会長はじめ会員多数が参列し、「はつしま」の進水を祝し、ぎ装の無事な完成を祈るとともに、力強く輝かしい勇姿に自衛艦旗が翩翻と翻る「はつしま」就役の姿を思い描きつつ、多くの参列者とともに式場をあとにしました。
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