平成26年度

      練習艦隊横須賀入港歓迎行事   

 5月8日(木)、練習艦隊(司令官 湯浅秀樹海将補)が、近海練習航海の最終寄港地である横須賀に入港しました

 本年度の練習艦隊は練習艦「かしま」(艦長 森田哲哉1等海佐)、「せとゆき」(艦長 東良子2等海佐)及び護衛艦「あさぎり」(艦長 川内健治2等海佐)の3隻(第64期一般幹部候補生課程修了者173名(内女性19名、留学生1名)を含む約720名が乗艦)が、横須賀音楽隊が歓迎の曲を奏でる中、逸見岸壁に接岸しました

 岸壁では武居横須賀地方総監をはじめ各級指揮官等多くの隊員、吉田雄人横須賀市長、椎名毅衆議院議員をはじめとした多くの来賓、各支援団体が出迎えました。横須賀水交会も本多会長代理をはじめ多数の会員が自衛艦旗小旗・水交会旗を掲げ、横須賀入港を歓迎するとともに乗員の激励を行いました。

 入港歓迎行事は、吉田市長の歓迎挨拶、椎名衆議院議員の祝辞、祝電披露、花束贈呈、司令官の挨拶等、短い時間ではありましたが心のこもった内容でした。

 

 同日夕刻、同市内において横須賀市長、横須賀市議会、横須賀防衛協会、横須賀商工会議所及び横須賀地方総監部共催の遠洋練習航海部隊壮行会が行われ部隊からも各級指揮官等が多数参加しました。横須賀水交会からも土井会長他多数の会員が参加しました

 壮行会は、主催者代表の吉田横須賀市長の練習艦隊・実習幹部に対する温かい激励から始まり、司令官及び宇野暁央実習幹部(神奈川県出身)に対する花束贈呈、司令官のお礼の挨拶及び笹生和彦実習幹部(横須賀市出身)の挨拶、市長から訪問地に対する書簡の委託と続き、板橋横須賀市議会議長の発声により高らかに乾杯が行われました。

 和やかな雰囲気の中、多くの支援者との歓談を通じて実習幹部は自分たちに対する期待の大きさを感じ、それに応えようとする意気込みが感じられました。

 中締めは、平松商工会議所会頭の音頭による万歳三唱及びその答礼として森田かしま艦長の万歳三唱、そして最後に小山満之助防衛協会会長の音頭による乾杯で締めくくられました。参会者一同名残尽きない中、実習幹部の前途を祝して万雷の拍手をもって見送りました
 
  壮行会終了後、場所を移して司令官、各艦長、先任伍長等を招待して横須賀水交会主催の歓迎夕食会が行われました。武居横総監も参加された夕食会は、土井横須賀水交会会長以下多数の会員が参加して、裃を脱いだ和やかな雰囲気の中での懇談で近海練習航海の労をねぎらいました

 
 この後、練習艦隊は11日まで横須賀に滞在した後、東京(晴海)に回航し、22日から環太平洋を巡る約五か月間に及ぶ遠洋練習航海に船出します。

  海上自衛隊が国際貢献している海域等、我が国にとって重要な航路等の通過及び関係国の訪問であり、実習幹部には訓練のみならず、諸外国との友好親善を通じて国際感覚を身につけ、心身共にたくましい船乗りとなって帰ってきてもらいたいと思います

 安全なる航海を心から祈念します。