５月２７日（火）正午に、ヴェルニー公園（ＪＲ横須賀駅前）内に建立されている「海軍の碑」の前において、記念行事を行った。

　「海軍の碑」は、近代海軍創設から海軍成長の歴史とともに発展した横須賀市のシンボルとして平成７年１１月１７日、全国の海軍関係者及び有志の皆様からの浄財により建立された。また、本記念行事は平成１３年までは横須賀海友会が、横須賀海友会と横須賀水交会が合同した平成１４年以降は横須賀水交会が毎年海軍記念日（明治３８年（１９０５年）５月２７日の日本海海戦を記念して制定されたが、昭和２０年（１９４５年）廃止）に行っている。（建立趣旨）

　当日は前日からの雨も止み、晴天の中で横須賀水交会会員有志が碑周辺の清掃を行った後、会員及び海軍の先輩等５０余名の参加者を得て、整斉かつ厳粛に行事は進行した。

　

ラッパ「君が代」の伴奏による国旗及び軍艦旗の掲揚に始まり、海軍戦没者の英霊に対する１分間の黙とう、「海軍の碑」建立の趣旨説明、土井克彦横須賀水交会会長の挨拶に引き続いて、松崎充宏元海将（第２４代呉地方総監、防衛大学校２期）から「先の大戦における日米の装備技術力について」と題して、レーダー、ＶＴ信管を具体的事例と引用し、技術力・軍事思想の違い等に関する大変貴重な講話を頂いた。

その後、鎮魂の譜（「同期の桜」「巡検ラッパ」「海ゆかば」の３曲）を傾聴し、国旗及び軍艦旗の降下をもって無事に終えた。

短時間であったが、海軍の業績を偲ぶと共に、海軍の英霊の追悼と永遠の平和希求に相応しい記念行事となった。記念行事後、参加者は、日本海海戦１０９周年記念式典に参加するため記念艦「三笠」へ向った。