10月10日(金)、横須賀水交会(会長土井克彦)約50名は、横須賀の艦艇部隊と緊密に連携し運用されている館山航空基地の航空部隊を研修しました。海賊対処部隊への派遣を継続しながら、練成訓練や警戒監視、災害派遣等に従事するという多忙を極める中ではありましたが、部隊のご理解とご支援を頂き、先の大戦において輝かしい武功を成し遂げ祖国の防衛に殉じられた海軍航空部隊や落下傘部隊の練成の地として発展した歴史的遺産を基盤にしつつ、戦後、海上自衛隊艦載航空部隊の第一線を担っている館山航空基地の現状をつぶさに研修することができました。
初秋の快晴の空のもと、参加者は、金谷港及びJR館山駅に集合の後、館山航空基地へ到着しました。まず、司令部庁舎において、日向錦次郎第21航空群司令から、海軍航空隊や海軍陸戦隊の尚武の地としての館山航空基地にかかわる歴史と海上航空の現状及び今後の発展についての説明がありました。海軍陸戦隊の発足と初陣にかかわる歴史的事実と記念碑に書かれている碑文の関連について熱心な意見交換が行われるなど、海軍航空隊の伝統を引き継ぎながら海上防衛の中核として、警戒監視、災害派遣、海賊対処派遣等幅広い任務に日夜まい進している館山航空基地の様子を理解することができました。
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