平成26年度

      第1護衛隊「むらさめ」「いかづち」ソマリア沖・アデン湾へ   

 3月18日(水)、海賊対処法に基づき、ソマリア沖・アデン湾において、海賊対処に任ずる第21次水上部隊として、第1護衛隊司令 中筋篤志1佐を指揮官(司令部約30人)に護衛艦「むらさめ」(艦長 藤井健志2佐、乗組員約170人)と「いかづち」(艦長 外園和治2佐 乗組員約180人)の2隻が、横須賀を出港し、第20次隊の「はるさめ」及び「あまぎり」と交代する予定で現地へ向いました。

 井上横須賀地方総監執行の出港行事は、石川防衛大臣政務官訓示、鮒田自衛艦隊司令官訓示、花束贈呈、第1護衛隊司令あいさつの順で実施されました。

 

 吉倉岸壁には横須賀市長代理副市長、船主協会関係者、海上保安庁関係者、各級指揮官、隊員、家族、防衛団体関係者、地元関係者など多数が参加して盛大な見送りが行われました。

 横須賀水交会も土井会長はじめ多くの会員が参加し、自衛艦旗小旗、水交会旗を掲げ、派遣部隊の壮途を祈念しました。


 「むらさめ」、「いかづち」両艦は、横須賀音楽隊の演奏の中、スマートに離岸し、帽振れに合わせた旗振りと声援に送られ出港していきました。


 公表資料(3月13日付)によると、2月末現在までの累計護衛実績は3,522隻に、また、平成25年12月10日から開始されたゾーンデフェンスでは、累計331日、確認した商船数約9,490隻に及び、その成果は国際的にも高く評価され、関係船舶からは格別の感謝をされています。
 
 海上交通路の安全ひいては、国益のため、長期にわたり厳しい環境条件において、時として危険を伴い、任務を遂行する部隊に対し心からの敬意と感謝を捧げ、武運長久と任務達成を祈ります!