3月19日(木)、JMU(ジャパンマリンユナイテッド(株))横浜事業所鶴見工場において、平成23年度計画中型掃海艇「はつしま」の引渡し式及び自衛艦旗授与式が執り行われました。
この艇は、船体にGFRPを使用した「えのしま」型掃海艇の3番艇で、排水量、全長等は既就役艇と変わりませんが、掃海艇としては初めてとなる20ミリ遠隔管制砲及び衛星通信装置を搭載しています。
式典は、防衛省及び建造所関係者等多くの参列者を得て、厳粛かつ整斉と行われました。まず会社側から防衛省へ「はつしま」の引渡しが行われ、「はつしま」マスト上のJMU社旗が降下されました。引き続き、井上力横須賀地方総監から鈴木厚志艇長へ自衛艦旗が授与されました。横須賀音楽隊の奏でる軍艦行進曲にあわせ、自衛艦旗を掲げた先任士官を先頭に乗組員総員が乗艇し、国歌「君が代」の演奏と共に自衛艦旗が艦尾旗竿に掲揚され、ここに自衛艦「はつしま」が誕生し、横須賀地方隊第41掃海隊に編入されました。
祝賀会終了後、出港式が行われ、造船所側から艇長及び海曹士代表に花束贈呈、引き続き鈴木艇長から、『われわれ乗員一同は、最強の装備を持つ掃海艇の乗員として、その能力を全力発揮すべく全身全霊をかけ職務に邁進する所存であります。』との挨拶がありました。
その後、横須賀水交会会員をはじめ、多くの式典参列者の自衛艦旗及びJMU社旗の小旗が打ち振られる中、配備先である母港横須賀に向かって雄々しく出港しました。
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