例年、練習艦隊は晴海から出国していますが、東京五輪関連行事の影響で今年は横須賀からの出国となりました。
5月20日(金)、横須賀港逸見岸壁には早朝から多くの見送りの人が集まってきました。横須賀水交会からも中尾会長をはじめ多くの会員が参加しました。
10時から行なわれた逸見岸壁での出国行事は、白い制服の実習幹部が凛々しく整列する中、若宮防衛副大臣の訓示から始まり、黄田川外務大臣政務官の祝辞、海上幕僚長の壮行の辞へと続きました。海上幕僚長は壮行の辞の中で、「実習幹部諸官は、国民の大きな期待に思いを致し、遠洋練習航海を通じて海を知り、幹部自衛官として踏み出す地歩を固めよ。 また、練習艦隊の総員が外交官であるとの自覚を持ち、訪問先海軍との交流の深化に努めてもらいたい。」と述べられました。
その後、訪問国の駐日大使や武官等の来賓紹介、祝電披露、花束贈呈と続き、最後に岩ア司令官から、「広大な海でシーマンシップを磨き、13か国16寄港地の訪問を通じて親善を深め、若さ溢れる実習幹部が国際的に通用する逞しい海軍士官として成長することをお約束します。行って参ります。」と力強く決意を述べられました。
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