平成28年度

   護衛艦「かが」引渡・自衛艦旗授与式

 3月22日(水)、JMU(ジャパンマリンユナイテッド(梶j)横浜事業所磯子工場において、平成24年度計画ヘリコプター搭載護衛艦「かが」の引渡し式及び自衛艦旗授与式が執り行われました。

 この護衛艦は、いずも型護衛艦の二番艦であり、全長248メートルは、旧海軍航空母艦「加賀」(改装後)とほぼ同じで1番艦の「いずも」と共に海上自衛隊の艦艇では、最大級です。

 式典は、天候にも恵まれ、防衛省及び建造所関係者等多くの参列を得て、10時30分から、厳粛かつ整斉と行われました。まず、建造所側から防衛省へ引渡しが行われ、「かが」マスト上のJMU社旗が降下されました。引き続き、小林鷹之防衛大臣政務官から1等海佐 遠藤昭彦艦長へ自衛艦旗が授与されました。

 東京音楽隊の奏でる「海のさきもり」、「軍艦行進曲」に合わせ、自衛艦旗を掲げた先任士官を先頭に乗組員が乗艦し、国歌「君が代」の演奏と共に自衛艦旗が艦尾旗竿に掲揚され、ここに自衛艦「かが」が誕生し、第4護衛隊群第4護衛隊に編入されました。

 祝賀会は、三島愼次郎JMU代表取締役社長及び小林防衛大臣政務官からの御挨拶、記念品贈呈、祝電紹介、加藤耕司JMU顧問の乾杯の発声により祝宴が幕開き、多くの参加者が、引渡・自衛艦旗授与式を祝いました。

 祝賀会終了後、出港式が行われ、建造所側から艦長及び海曹士代表に対し、花束贈呈、引き続き遠藤艦長から「国民の期待に叶う、世界最高の護衛艦に成長することをお約束します。」と挨拶がありました。
   その後、横須賀水交会を含む多くの式典参加者、JMU社員に見送られ、配備先である母港呉に向かって威風堂々と出港していきました。
 (石井 順 幹事 記)