平成30年度
       
      練習艦隊 横須賀入港 歓迎行事  

 平成30年5月12日(土)、ヴェルニー公園では、鮮やかに多くの薔薇が咲き、5月の爽やかな風が吹く中、練習艦隊(司令官 泉 博之 海将補)が、近海練習航海で最後の総監部寄港地となる横須賀逸見岸壁に入港しました。

 本年度の練習艦隊は、練習艦「かしま」、護衛艦「まきなみ」及び練習艦「しまゆき」の3隻で、3月17日(土)に編成され、近海練習航海を実施しました。

 今回横須賀に入港したのは、遠洋練習航海に従事する「かしま」(艦長 金子 純一 1等海佐)、「まきなみ」(艦長 大日方 孝行 2等海佐)の2隻で、第68期一般幹部候補生課程修了者約191名を乗せて逸見岸壁に接岸しました。

 渡邊 剛次郎 横須賀地方総監をはじめ各級指揮官等多くの隊員、上地 克明 横須賀市長をはじめとした多くの来賓、各支援団体が、入場する練習艦隊司令官をはじめ乗員及び実習幹部を出迎えました。

 横須賀水交会からも多数の会員が自衛艦旗小旗・水交会旗を掲げ、横須賀入港を歓迎するとともに乗員を激励しました。

 上地市長から「横須賀市民を代表し、心から歓迎します。滞在中は、十分に英気を養って下さい。」との歓迎挨拶で始まり、来賓紹介、祝電披露、花束贈呈と進み、最後に泉司令官から参列者に対する感謝の言葉とともに「今回の外洋練習航海に参加する実習幹部191名が、立派に成長して帰ってくる事をお約束します。」と力強い挨拶があり、短い時間ではありましたが心のこもった歓迎行事が終了しました。

 同日夕刻、「よこすか平安閣」において、横須賀市長、横須賀市議会、横須賀防衛協会、横須賀商工会議所及び横須賀地方総監部共催による、遠洋練習航海部隊壮行会が行われました。

 壮行会は、主催者代表の上地横須賀市長(代読)の練習艦隊・実習幹部に対する激励から始まり、司令官及び実習幹部代表への花束贈呈、司令官及び横須賀出身実習幹部代表の挨拶と続いた後、木下憲司横須賀市議会議長の発声により高らかに乾杯が行われました。

 実習幹部は多くの海自OBや支援者との歓談を通じて自分たちに対する期待の大きさを感じ、それに応えようとする意気込みが感じられました。

 壮行会は、小山 満之介 横須賀防衛協会会長による中締めの万歳三唱が行われ、それを受けて「かしま」艦長による答礼万歳が行われ、大いに盛り上がった中での終了となりました。
 参会者一同は、実習幹部の前途を祝して万雷の拍手をもって見送りました。
 壮行会終了後に場所を移して、練習艦隊司令官、各艦長、先任伍長等を招待して、横須賀水交会主催の歓迎夕食会が行われました。
 渡邊総監も参加された夕食会は、中尾会長、渡邊総監の挨拶、松崎?顧問の乾杯の音頭で始まり、終始和やかな雰囲気の中で近海練習航海の労をねぎらいました。
 最後に道家?副会長の中締めでお開きとなりました。
  (石井 順 幹事 記)