横須賀夏季防衛講座開催  

 令和元年8月24日(土)横須賀地区防衛諸団体共催(*)の横須賀夏季防衛講座が記念艦三笠講堂において開催されました。

 今回の講演の講師は、同志社大学法学部特別客員教授 阿川 尚之 氏であり、演題は「憲法から見たアメリカの戦争、大統領、軍隊、議会司法の権限国民の権利と義務について」でした。
 阿川教授は、米国ジョージタウン大学ロースクール卒業後、ニューヨーク州及びコロンビア特別区の弁護士資格を取得され、2002年から2005年の間、在米国日本大使館広報文化センター所長兼公使も歴任され、現在は慶応義塾大学名誉教授でもあり、米国日米関係に大変御造詣が深い方です。

 当日は、今年の夏を象徴するような酷暑でしたが、国会議員及び地方議員並びに25名の現職自衛官を始め来賓、各団体会員等、総計197名の聴講者が集まりました。

 第1部「講演会」は、開会の辞に始まり、国歌斉唱、協賛団体長紹介、横須賀水交会会長による講師紹介、そして講演、質疑応答と続きました。

 講演内容は、米国人が憲法をどう考えているのか、憲法と軍隊をどのように考えているのかという事を「アメリカ合衆国の制定の過程」、「日本国憲法との比較」、「憲法と安全保障」等、具体的な例を挙げながらの貴重な講演でした。
 第2部「納涼懇親会」は、場所を「神奈川歯科大学学生食堂」に移して実施されました。
 懇親会は、古谷 範子 衆議院議員、三浦 信祐 参議院議員を始め、横須賀市副市長、県議、市議、葉山町長及び自衛隊の部隊指揮官・先任伍長など、多数の来賓の出席を得て行われました。

 小山 萬之助 横須賀防衛協会会長からの挨拶に引き続き、古屋 範子 衆議院議員から御挨拶を頂いた後、渡邊 剛次郎 横須賀地方総監による乾杯で会は始まりました。
 講師の周りには、多くの人だかりができ、また会場のあちらこちらでは防衛論議に花が咲いていました。
 途中、遅れて参加された三浦 信祐 参議院議員からもご挨拶を頂くなど、会は大いに盛り上がりましたが、予定していた時間は瞬く間に過ぎ、講師をお見送りした後、名残惜しさのある中、散会となりました。

 酷暑の中、講演会と懇親会が成功裏に終えることができたのは、横須賀隊友会を始め企画運営に携わった役員のおかげであると多くの参会者が感謝していたので、ここに紹介いたします。

   (宮崎 道夫 幹事 記)


 * 横須賀防衛協会、横須賀水交会(主幹事)、隊友会横須賀支部(副幹事)、三笠保存会、
   横須賀曹友会、隊友会武山三浦支部、自衛隊家族会三浦半島地区会、
   三浦半島自衛官募集相談員会、横須賀海交会、桜友会(順不同)