猛暑が一向に収まる気配のない炎天の令和2年8月30日(日)、横須賀基地逸見岸壁において、中東方面での情報収集活動のため派遣される第1護衛隊「むらさめ」(司令
平井克英1等海佐、艦長 野本直利2等海佐)の出国行事が横須賀地方総監(杉本孝幸 海将)執行のもと、新型コロナウイルス対策のため、ご家族の参列は自粛、防衛協力団体の参列は団体の長等に限定される中、粛々と行われました。
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初めに防衛大臣訓示(海上幕僚長 山村 浩 海将 が代読)の中で、「活動する海域は、年間数千隻の日本関係船舶が航行する我が国の生命線ともいえる極めて重要な海域であり、日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集を担う任務は、国民の生活に直結する極めて大きな意義がある。任務の重要性と国民から寄せられる期待を胸に緊張感をもって任務にあたってもらいたい。」と述べられました。
次に自衛艦隊司令官(湯浅秀樹 海将)は、派遣部隊の編成を下令したのち、「本
活動が我が国の国家としての強い決意を世界に対して示すものであり、国益の確保に直結する重要な任務、常在の精神を忘れず、それぞれの立場において分を尽くし、力を結集して任務を完遂することを期待する。」と訓示されました。
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御来賓のうち西銘恒三郎 衆議院議員、三浦信祐 参議院議員及び上地克明 横須賀市長の3名からそれぞれ激励の言葉が述べられました。
続いて、板橋 衛 横須賀市議会 議長から派遣部隊指揮官に、加藤 保 横須賀水交会会長から護衛艦むらさめ艦長にそれぞれ花束が贈呈され、最後に派遣部隊指揮官が「中東における日本船舶の安全確保に必要な情報収集活動のため出国します。元気に行ってきます。」と報告を行いました。
この後、派遣部隊指揮官を先頭に乗組員が護衛艦むらさめに乗艦し、逸見岸壁を離れました。派遣部隊は、二週間の健康観察の後、中東海域に向け航行するとのことです。
新型コロナウイルスの世界的な蔓延のなか、感染対策のため補給地での上陸が制限されるなど多くの制約が課せられることと思いますが、派遣部隊隊員が長期にわたる任務を完遂し、全員が元気な姿で帰国されることを祈念します。
(一瀬 良文 事務局長 記)
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