令和５年度
　　　　　　　
　　　　　　遠洋練習航海部隊出国行事　　

　令和５年５月２５日（木）、横須賀逸見岸壁において、令和５年度遠洋練習航海部隊（司令官　今野 泰樹　海将補　以下、５４１名）の出国行事が横須賀地方総監（乾 悦久　海将）執行のもと行われました。

　多くのご家族と関係者が見送りのため集まる中、練習艦「かしま」及び「はたかぜ」の各艦から降りてきた指揮官、実習幹部、乗組員が整列した後、出国行事が開始されました。
　はじめに、防衛大臣からの訓示を、鈴木 敦夫 防衛事務次官が代読され、続いて海上幕僚長（酒井 良　海将）から「一人一人が日本国の代表であるとの誇りを胸に帰国の日まで全力で頑張ってもらいたい」と壮行の辞が述べられました。

　引き続いて、来賓の紹介、祝電の披露が行われた後、各関係団体の長から司令官、艦長、実習幹部代表及び乗員代表への花束の贈呈が行われ、最後に、今野司令官から鈴木防衛事務次官に「実習幹部１６１名を含む乗組員５４１名、只今から遠洋練習航海に向け出港します。」と力強い出国報告が行われました。

　式典には、このほか、チリ、ペルー、コロンビアなど寄港予定国の駐日大使、上地 克明 横須賀市長、国会議員、県議会議員をはじめ多くの関係者が参列され、水交会からも杉本 理事長、永田 横須賀水交会会長をはじめ歴代練習艦隊司令官を含む４０名を超える会員が参列、今野艦隊の壮途を祝すとともに任務の完遂と安全なる航海を祈念しました。
　岸壁に整列していた指揮官、実習幹部、乗組員は、横須賀音楽隊が演奏する行進曲「軍艦」にあわせ、それぞれの艦に乗り組み、最初の寄港地ダッチハーバー（米国アラスカ州）に向け「はたかぜ」、「かしま」の順に出港していきました。

　　（一瀬 良文　事務局長　記）