令和5年10月24日(火)、ジャパンマリンユナイテッド株式会社 横浜事業所鶴見工場において、令和2年度計画掃海艦の命名・進水式が伊藤 弘 横須賀地方総監により執り行われました。
この掃海艦は、基準排水量690トン、長さ67m、幅11mで、船体にGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使用した「あわじ」型掃海艦の4番艦です。
式典は、横須賀音楽隊の演奏による国歌斉唱の後、防衛省を代表して松本 尚 防衛大臣政務官が『本艦を「のうみ」と命名する。』と自衛艦命名書を読み上げました。
(艦名は広島県江田島の対岸に位置する「東能美島」「西能美島」の総称に由来)
引き続き、松本政務官によって支綱が切断されるとシャンパンが船体に当たり砕け、くす玉が割れて紙吹雪が舞い、横須賀音楽隊による軍艦マーチの演奏が響く中、「のうみ」はゆっくりと船台を滑り降り、その雄姿を海面に浮かべました。
「のうみ」は令和7年春の就役に向け、中嶋 誠 艤装員長他、選抜された艤装員と防衛省及び建造所関係者により、艤装が進められることになります。
式典参列者は、「のうみ」の進水を祝し、今後の艤装が順調に進み、その完成を祈るとともに、自衛艦旗がへんぽんと翻る就役の姿を思い描きつつ、式場を後にしました。
(一瀬 良文 事務局長 記)