令和6年度
       
      第5回 横須賀水交会 防衛講座を開催  

 令和7年3月1日(土)、ヴェルク横須賀第3研修室(横須賀市日の出町)において、「第5回横須賀水交会防衛講座」が開催され、松下会長をはじめ約20名の会員が参加しました。

 今回の講師は、前舞鶴地方総監 下 淳市 元海将(防衛大学校第31期生)で、「令和6年能登半島地震における災害派遣(海災部隊の活動を中心に)」と題して講話をしていただきました。

 能登半島地震において、自衛隊は統合任務部隊(JTF)を編制し約1万人の災害派遣態勢で対応しました。

 当時、講師は舞鶴地方総監で、統合部隊が編成されると同時に海上自衛隊の災害派遣部隊の指揮を執られました。

 発災直後の様子から初動対応や生活支援等、現場で何が起きていたのか、そして、部隊を指揮する判断の重さや様々なエピソードなど臨場感あふれる内容でした。

 最後に講師が語られた教訓は、正に講師からの「災害はいつ起きてもおかしくない。経験を今後に生かしたい」との強いメッセージが込められていました。

 その後、参加者から、陸海空自衛隊による統合運用や地方自治体との連携から、活動に必要な装備品に至る幅広い内容について矢継ぎ早に質問が相次ぎ、講話内容への興味の高さが感じられ、自衛隊に対する理解を更に深めていただけたものと思います。

 防衛講座終了後は、横須賀中央駅前の某居酒屋に移動し、懇談を深めました。