令和7年度
       
      護衛艦「むらさめ」帰国行事  

 令和7年4月19日(土) 季節を先取りした少し汗ばむ陽気の中、ソマリア沖アデン湾周辺海域において第49次海賊対処活動に従事していた護衛艦「むらさめ」(艦長 早川 正紘 2等海佐)の帰国行事が実施されました。

 同艦は、昨年10月に横須賀を出港し、現地での任務を完遂し帰国したものです。

 真殿 知彦 横須賀地方総監執行による帰国行事は、大町 克士 自衛艦隊司令官、高石 景太郎 統合幕僚監部 総務部長、彼末 浩明 海上保安監ほか、各部隊指揮官及び先任伍長、家族・友人や協力団体会員など総勢約400名が参列し、横須賀水交会からは松下会長ほか約20名の会員が参加しました。

 行事は、自衛艦隊司令官に対する艦長の帰国報告の後、内閣総理大臣による特別賞状授与を含む表彰式、自衛艦隊司令官訓示、来賓代表の海上保安監祝辞、来賓紹介及び祝電披露、日本船主協会会長による感謝状贈呈の流れで進められました。

 自衛艦隊司令官は訓示で、我が国船舶の航行安全に大きく貢献したことを称賛するとともに、任務達成はご家族の理解と支援の賜物であるとねぎらいの言葉をかけられました。また、海上保安監の祝辞でも、高い緊張状態下で海上自衛官と海上保安官が協力し、周辺海域の安定に大きく寄与していることを評価し、ご家族の皆様もこの派遣の功労者であると述べられました。

来賓の紹介では、小泉 進次郎 衆議院議員代理秘書、上地 克明 横須賀市長、田中 洋次郎 神奈川県議会議員、永井 真人 神奈川県議会議員、伊関 功滋 横須賀市議会副議長、青木 秀介 横須賀市議会議員、葉山 なおし 横須賀市議会議員、明珍 幸一 日本船主協会会長、井上 登志仁 国際船員労務協会会長、赤松 宏樹 第三管区海上保安本部長が紹介され、一言ずつお声かけがありました。

 行事終了後、出迎えのご家族は、半年の空白期間を埋めるべく、堰を切ったようにそれぞれの乗員に駆け寄り、再会を喜び合うとともに、乗員とご家族が一緒になっての記念撮影も行われました。

 国際的な責務を果たした指揮官及び乗員各位に対し、深い感謝と敬意を表しますとともに、ささやかながら記念品を贈呈しました。