令和7年度
       
      砕氷艦「しらせ」帰国行事  

 令和7年4月22日(火)、さわやかな春風の吹く青空の中、第66次南極地域観測協力に従事していた砕氷艦「しらせ」(艦長 齋藤一城1等海佐 以下乗員178名)の帰国行事が横須賀総監部厚生センターで行われました。

 同艦は、昨年11月に横須賀を出港し、南極への人員輸送、物資輸送ならびに各種支援作業を終え、帰国したものです。

 帰国行事には、多くの隊員家族・友人をはじめ、各部隊指揮官及び先任伍長、文部科学省関係者、しらせ関連企業、横須賀市副市長、横須賀市議会議長、横須賀市議会議員らに加え、防衛協力諸団体の会員、約300名が参列しました。横須賀水交会からは松下会長以下約20名の会員が「横須賀水交会」の幟を立てて出迎えました。

 行事は、統合幕僚長代理の統合幕僚副長が齋藤艦長の帰国報告を受けた後、第2級賞状を伝達し、統合幕僚長訓示を代読しました。引き続き海上幕僚長慰労の辞、来賓代表として国立極地研究所の野木所長挨拶、来賓紹介及び祝電披露の流れで進められました。

 統幕長訓示では、5か月にわたる任務に対し、労を多としたいとの言葉と家族への感謝の言葉があり、また、野木所長は長期間にわたる活動を安全に遂行できたことに心より敬意を表しますと述べられました。

 来賓紹介では、小泉進次郎 衆議院議員代理秘書、田中茂 横須賀市副市長、大野忠之 横須賀市議会議長、伊関功滋 横須賀市議会副議長ほか、横須賀市議会各議員、平松廣司 横須賀商工会議所会頭・横須賀防衛協会会長が紹介され、一言ずつお声かけがありました。

 行事終了後、斎藤海幕長は乗員家族の前で感謝の言葉をかけられ、その後整列した乗員と握手をかわし、労いの言葉を掛けられていました。

 横須賀水交会からは、南極地域観測協力という大任を果たした乗員各位に対し、深い感謝と敬意を表するとともに、ささやかながら記念品を贈呈しました。

  (川上 雅永 幹事 記)