令和7年度
       
      部隊研修・練習艦隊  

 令和7年6月3日(火)、練習艦「かしま」、「しまかぜ」による練習艦隊体験航海が行われました。

 体験航海には、乗員家族のほか、他省庁や自衛隊協力団体等の方々が参加されていました。

 横須賀水交会も、横須賀地方総監部からの案内を受け、部隊研修として会員の皆様に呼び掛けたところ、早朝集合の案内にもかかわらず53名の希望者があり、松下会長とともに参加しました。

 一行は、横須賀地方総監部正門付近で集合した後、総監部の隊員に引率され、「かしま」に乗艦しました。

 舷門では乗員や実習幹部の方々が乗艦者ひとりひとりに声を掛け温かく迎えてくださいました。

 今回の体験航海は、横須賀(逸見岸壁)から東京国際クルーズターミナル(東京都江東区青海)に至るコースで実施され、一旦、実習員講堂または食堂に案内された後、各々が自由に艦内を見て回っていました。

 当日は、あいにくの雨天でしたが、会員皆様の服装は万全で、雨なにするものぞの意欲が溢れていました。

 また、艦側では雨でも楽しんで貰えるよう要所に乗員や実習幹部が配置に就かれ、笑顔で艦内の紹介や丁寧に案内されていました。

 そして、実習員講堂では、昨年の遠洋練習航海の様子がビデオ放映され、食堂では、ポップコーンや綿菓子が、振る舞われるなど、様々な工夫が凝らされていました。

 入港後は舷門での見送りに加え、雨衣を着た実習幹部の方々が岸壁にて、「本日はどうもありがとうございました。気をつけてお帰りください。」との心のこもった挨拶に、清々しい気分で帰路につきました。

 部隊研修参加者には体験航海を通じて海上自衛隊の活動の一端を垣間(かいま)見ていただき、ご理解を深めていただいたものと思います。

 多忙な中にもかかわらず、本体験航海を行っていただいた海上自衛隊の皆様に感謝するとともに、遠洋練習航海でのご安航をお祈りします。