令和7年度
       
      総会・講演会・懇親会を開催  

 令和7年6月5日(木)、横須賀水交会「令和7年度定期総会、講演会及び懇親会」が、横須賀商工会議所において開催されました。

 総会は、出席者65名、書面での回答370名分を得て、次の3つの議案について審議が行われ、いずれも賛成多数で可決されました。

 第1号議案:令和6年度活動報告、令和6年度収支決算報告及び監査結果報告
 第2号議案:令和7年度役員候補者
 第3号議案:令和7年度活動計画、令和7年度収支予算

 一般討議・提案では、有志会員から横須賀防衛セミナーには人数の制限事項を設けず、海上自衛隊に関する基本的な話題を幅広く関心のある方に聞いてもらった方が良いことと、YouTubeやTiktokなどの動画で若い方にアピールし、関心をもってもらうべきとの建設的な意見が出され、様々な制約や能力不足が挙げられるが努力していくとされました。

 次に、司会の在原総務幹事から今年春の叙勲者、新入会員、新役員の紹介があり、出席された方に拍手が送られました。

 そして、河野水交会理事長からの祝辞を在原総務幹事が代読し、川上総務幹事が「令和7年度の主な行動等予定」を説明して、総会は閉会となりました。

 総会に引き続き「自衛艦隊の活動状況」と題して、自衛艦隊司令官 大町 克士 海将による講演が行われました。

 冒頭に、昨日までジブチに出張されていたことを引き合いに、米国のみならずヨーロッパ諸国や東南アジア各国の海軍高官の来訪が相次いでいることや多国籍訓練を中心とした海外訓練の質・量が飛躍的に増加している説明がありました。また、数多く生起した事故を教訓として「よりS2(精強、誠実)」を旗印に掲げ、隊員の意識改革や組織改編に努力を傾注していることのほか、新装備品の紹介、人事施策に至るまで多岐にわたる話題を網羅的にお話いただき、数多くの質問にも講演時間を延長して丁寧に回答いただきました。


 講演後の懇親会では、松下会長の挨拶にはじまり、来賓を代表して、上地 克明 横須賀市長と大町 自衛艦隊司令官の力強い祝辞を頂戴しました。引き続き、小泉 進次郎 衆議院議員代理秘書、浅尾 慶一郎、佐藤 まさひさ、三浦 のぶひろ 各参議院議員代理秘書、亀井 たかつぐ、田中 洋次郎 両神奈川県議会議員、加藤 眞道 横須賀市議会議長、大野 忠之 横須賀市議会議員、杉本 正彦 水交会会長、山本 高英 東京水交会会長、眞木 信政 湘南水交会会長、井上 力 三笠保存会理事長をはじめとする防衛関係諸団体の会長等のほか、潜水艦隊司令官 竹中 信行 海将、護衛艦隊司令部幕僚長 清水徹 海将補、海上自衛隊第2術科学校長 藤井 健一 海将補以下各部隊指揮官等が来賓として紹介されました。祝電披露の後、竹中潜水艦隊司令官のユーモアあふれる乾杯の発声で開演となりました。 
その後は、会員相互で旧交を温めたり、来賓の現役自衛官と談笑したり、記念撮影を行うなど、終始賑やかでともすれば喧騒に近い雰囲気となり、瞬く間に閉会の時間を迎えました。

 最後に、横須賀上級海曹会会長 酒井 一 海曹長による地元の山形県に伝わる「ハァ、ヤッショ、マカショ」の掛け声に続く、手拍子3回のユニークで楽しい中締めでお開きとなりました。


  (常務幹事 田村 久幸 記)