平成20年度

         練習艦隊 入港を歓迎

 4月18日(金)よこすか平安閣において平成20年度定期総会が開催された。

 土井理事の司会により、物故者に黙祷をささげた後、会則の規定により佃会長を議長として、3つの議案について審議が行われ、いずれも賛成多数で了承された。その概要は次のとおりである。

 @19年度の事業及び決算報告においては、39名の新入会員があり、667名の会員数であること、また、各事業も計画どおり実施され、順調に推移したことが報告された。

 A新役員の選任については、佃会長が顧問、長崎副会長が会長に、本多理事長が副会長、土井理事が理事長に就任したほか、新たに十三名の理事が選任されるなど、長崎新体制での発足となった。 

 B20年度事業計画及び予算については、新たな事業として、婦人部の設立を計画し、女性の力を結集し会の充実を図ることとされたほか、例年どおりの事業及び予算が確保された。


 審議に引続き、水交会本部が推進している「公益法人化」について、本部の夏川理事長から説明を受けた。水交会としては、「海軍戦没者の慰霊顕彰・遺族等援護」「海軍の伝統精神の継承」「海自への協力支援」「会員相互の啓発親睦扶助」の4つをワンパックとして活動し、もって平和に寄与する財団としての水交会の性格を変えることなく、公益法人化の認定を目指すことを基本方針としていることなど、今後のスケジュール等を含めて、進捗状況が説明された。その後の一般討議において、公益法人に対する活発な質疑が行われ、関心の高さを示した。

 最後に、新旧役員の紹介を行った後、水交会林崎会長(代理:夏川理事長)より佃前会長へ感謝状の贈呈、長崎新会長へ会長委嘱の伝達が行われ、成功裏に総会を終了した。

 休憩の後、「海上自衛隊の現状」と題して横須賀地方総監半田海将による講演会が行われた。

 半田総監からは、海幕教育課長・人事教育部長、幹部候補生学校長等の教育分野での経歴から、「海上自衛隊の教育」を中心に話を頂いた。海上自衛隊には年間3,000名弱の自衛官(幹部候補生を含む。)が入隊しており、教育は心(訓育)・技(技能)・体(体育)について行っているが、とりわけ、「使命感を植付ける」心の教育を最も重要視している。
 また、勤務環境の厳しさから艦艇勤務の希望者が少ないなど海上自衛隊の問題点などのほか、一連の海上自衛隊の不祥事に対し、海上自衛隊は改革委員会を立ち上げて抜本的な内部の見直しを行っていること、また新聞論調に見られるような批判的/好意的見方についていづれも正しい部分があり、防衛省だけでは解決できない問題もあり、国民レベルでの議論が必要であることなど、興味深い内容であった。

 講演終了後会場を移し、蒲谷横須賀市長など一般来賓、香田自衛艦隊司令官等部隊指揮官・先任伍長等、多数の来賓の臨席を得て、懇親会が開始された。

 長崎新会長の力強い所信表明の挨拶に続いて、蒲谷市長から横須賀水交会に対する熱い期待のこもった祝辞、また、香田司令官からは海上自衛隊への支援への謝辞と不祥事を乗り越えて大きく発展するとの誓い表明がなされた後、来賓紹介、祝電披露をへと進み、そして、半田総監の美声による音頭で高らかに乾杯し、懇談に入った。

 会場のあちこちに再会と交流の輪が広がったが、竹口第2術科学校長の発声による万歳三唱をもって、名残惜しくも散会した。