平成20年度

           練習艦隊 入港を歓迎

 離日する米空母「キティホーク」への感謝と敬意を表すため、5月23日、日米ネービー友好協会及び横須賀商工会議所の主催により横須賀市内において、慰労会が行われた。

 キティホーク艦長ジェンキン大佐はじめ、士官、CPO,下士官等が招かれ、横須賀水交会として会長、各顧問、理事等多数が参加し、市民、海上自衛隊指揮官等総勢500人余による盛大な会合であった。

 キティホークは就役後47年にわたり、任務を遂行しているが、その後半の10年間は横須賀を母港とし、極東地域ひいては太平洋、インド洋全域にわたり行動した。特に9.11の後のアフガニスタンのアルカイダ掃討作戦では特殊部隊等の投入の拠点となり作戦を遂行した。

 また、同艦は、日米安全保障条約の象徴的な存在であり、海上自衛隊との訓練演習にも多く参加し、日米防衛協力の向上に貢献した。

 太平洋、インド洋のいわゆる不安定の弧を縦横に活動した実績は、この地域の安全に多大の貢献をしており、この会を通じて、深甚の敬意と感謝を示した。

 5月28日朝、キティホークの横須賀出港に際し、出港行事が行われ、木村外務副大臣、シーファー米国大使、横須賀市長、赤星海上幕僚長はじめ多くの海上自衛隊員、市民、水交会等関係者に見送られた。

 8月には原子力空母「ジョージ・ワシントン」が交代して横須賀に入港するが、今後も変わらぬプレゼンスにより極東、太平洋等の安全に寄与されることと日米共同の絆的な存在を期待する次第である。