平成２０年度

　　　　　　　練習艦隊 入港を歓迎

　6月4日午後、補給支援特措法に基づく任務行動に従事していた護衛艦「むらさめ」(艦長小澤　豊２佐)が横須賀に入港した。

　半田横須賀地方総監主催による帰国行事は、秋元防衛大臣政務官、香田自衛艦隊司令官、高嶋護衛艦隊司令官など各級指揮官等隊員、在日米海軍司令部参謀長、杉本横須賀市副市長、家族など多くの出迎えの中、横須賀水交会は平野顧問ほか多数の会員が参加し、自衛艦旗小旗及び水交会旗を掲げて出迎えた。

　第1護衛隊司令　佐伯精司１佐指揮のもと、補給艦「おうみ」とともに、インド洋において各国海軍に対し補給支援活動をしていたが、先般出港した護衛艦「いかづち」及び補給艦「ましゅう｣と現地で交代し、この度帰国したものである。

　司令帰国あいさつ、防衛大臣政務官訓示、来賓紹介、祝電披露と行事は進められ、帰国の安堵感があふれるところであるが、凛々しい乗組員に頼もしさが感じられた。
　「むらさめ」の行動は、新たな補給支援特措法が成立後、最初の派遣であったが、乗組員各位には、この任務行動を完遂したことを誇りとしていただきたい。

　厳しい気象条件の中、長時間にわたる補給活動を繰り返し、また危険に襲われる恐れの中での整斉とした活動が出来る海軍は、わが海上自衛隊を含め世界中で数えるほどしかないと言われている。

　高い練度を維持し、テロ撲滅の強い意思を堅持し、中東の安定に寄与し、国益にかなった長期間の任務行動に従事された乗組員各位に対し深甚の敬意と感謝を捧げたい。ありがとうございます。ご苦労様でした。


(追記)　防衛大臣政務官訓示について

　本行事で大臣政務官訓示があったが、大臣訓示を政務官が代読する形があるべき姿ではないか。

　１月２４日出港、インド洋において長期間テロ対処活動をして帰港した「むらさめ」乗組員に対し、「様々な不祥事の生起により、国民からお叱りを受け云々」など「むらさめ」にとっては関係のない、やや場違いな言葉があった。家族や一般市民も聞いているのであり、訓示はあいさつやスピーチではないはずである。