平成20年度

       練習艦隊 入港を歓迎

 7月30日 横須賀港吉倉岸壁において、砕氷艦「しらせ」の自衛艦旗返納式が横須賀地方総監半田謙次郎海将執行により実施された。各部隊指揮官等、隊員各位および一般市民多数参列の中、横須賀水交会から長崎会長はじめ20名余の会員が参列した。

 式は横須賀音楽隊の演奏のもと、自衛艦旗降下、乗組員退艦と整斉と進められ、艦長 品川隆1佐から半田総監へ自衛艦旗が返納された。
 式の終わりに、「しらせ」艦載ヘリコプターS-61Aが除籍をなごりおしみ上空を飛行し、花を添えた。
 「しらせ」は昭和57年11月就役、25年間にわたり南極地域観測事業の支援を行い、多数の人員輸送、毎回千トン余の物資輸送の実績をあげた。艦載ヘリコプターは1万6千時間の無事故飛行を記録、そのうち南極の厳しい環境下で7千時間飛行した。

 「しらせ」のこれまでの、南極観測事業を支えた実績は国民すべてに評価されており、その信頼もゆるぎないものがある。昭和60年、平成10年の2度、南極の氷に閉ざされた、オーストラリアの砕氷艦を救助する功績も私たちの記憶に残るものであった。

 「しらせ」の輝かしい功績と歴代艦長はじめ乗組員のご尽力に心からの賛辞と敬意を捧げたいものである。ご苦労様でした。ありがとうございます。