平成20年度

                    合同賀詞交歓会

 防衛諸団体共催による恒例の新年賀詞交歓会が、1月17日(土)の午後、平成町にある横須賀商工会議所において開催された

 この防衛諸団体合同賀詞交歓会は、横須賀地区の防衛関連10団体が近傍の自衛隊指揮官等を招待して新春の賀詞を交換するとともに、陸・海・空自衛隊を激励し、あわせて、諸団体・会員相互の親睦を図ることを目的に例年実施しているものである。本年は横須賀水交会が主幹事として作業にあたった

 当日は晴天に恵まれ、来賓を含め約250名もの多数の参加を得て、盛大に行われた。まず、開催に先立ち共催の防衛関連10団体、横須賀防衛協会、隊友会横須賀支部、財団法人三笠保存会、海上自衛隊横須賀曹友会、横須賀自衛官募集相談員の会、桜友会、晨洋会、三浦半島地区自衛隊父兄会、横須賀海交会及び横須賀水交会の会長等が壇上で紹介された

 
式典は、国歌斉唱に始まり、共催団体を代表して小山満之助横須賀防衛協会会長の挨拶、来賓を代表して蒲谷横須賀市長及び半田横須賀地方総監の祝辞、来賓の紹介、祝電披露、乾杯、懇談の順で進められた

 蒲谷横須賀市長の祝辞では、「昨年は原子力空母の母港化など大変な年であったが、横須賀は防衛省・自衛隊及び米海軍と共栄する防衛拠点の都市として、これらをプラス思考に捉え、他の街にはない新たな文化を発信する都市としての発展を図りたい。」との決意が述べられた

 自衛隊代表の半田総監からは、「海上自衛隊は一昨年以来の事故、不祥事に鑑み、組織の根幹たる人に焦点を当てた抜本的改革に着手した。今年は、精強な海上自衛隊の構築のため、真摯に改革に取り組み、信頼回復に努めるとともに、国民の負託にこたえる所存であり、皆様の支援をお願いします。」との力強い決意が述べられた。

 また、来賓の紹介においては、佐藤、大石参議院議員、山口市議会議長及び五百旗頭防大校長から短い挨拶を頂いた。特に、佐藤議員からはソマリア沖派遣について言及があり、海上自衛隊の活躍への期待が述べられた

 鏡開きは、横須賀水交会会員で菊水酒造(新潟県新発田市)会長 高澤英介氏から寄贈された菊水の四斗樽を、五百旗頭校長、ケリー在日米海軍司令官ご夫人、蒲谷市長、半田総監及び小山会長が囲み、「一、二〜ノ、ヨイショ!」の掛け声で、力強く行われた。

 泉自衛艦隊司令官の発声による乾杯の後、懇談は樽酒のお陰もあり、大いに盛り上がり、現役、会員等お互いの親睦を十分に図ることが出来た。最後は防衛大学校幹事の君塚陸将の乾杯で、惜しみつつ中締めとなった。