海賊対処法が6月19日成立し、ソマリア沖、アデン湾における海賊対処で諸外国の船舶の保護や海賊を日本の法律で処罰できることになった。このため、第2護衛隊司令 在原政夫1佐を指揮官に「はるさめ」(艦長 橋向亮介2佐、乗員約190名)と「あまぎり」(舞鶴)の二艦が派遣されることとなり、7月6日、「はるさめ」は横須賀を出港した。
浜田防衛大臣、国会議員、折木統幕長、防衛関係団体等の長などが参列され、盛大な出港行事が行われた。
泉自衛艦隊司令官、松岡横須賀地方総監等多くの指揮官、隊員、家族とともに長崎横須賀水交会会長以下多数の会員で見送った。
行事の前に、士官室において、水交会からの激励品を会長から、司令立会いのもと、艦長へ贈呈した。
行事後、乗組員が乗艦、舫が離され、静かに出港し、自衛艦旗小旗、水交会旗が振られるなか、帽振れが行われ、「はるさめ」は、超長一声の汽笛を残して壮途に就いた。
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