平成21年度

    護衛艦「たかなみ」出港 見送り

 海賊対処法に基づき、ソマリア沖・アデン湾において、船舶の護衛、海賊対処に任ずる水上部隊及び航空部隊が派遣されているが、この度、第2次隊、第2護衛隊司令指揮の「はるさめ」及び「あまぎり」と交代するため、第4護衛隊司令 中畑康樹1佐を指揮官に「たかなみ」(横須賀、艦長 澤口和彦2佐、乗組員約190人)と「はまぎり」(大湊)の2隻が第3次として派遣されることとなり、10月13日、両艦は横須賀を出港した

 松岡横須賀地方総監執行の出港行事は、榛葉賀津也防衛副大臣訓示、杉本自衛艦隊司令官訓示、第4護衛隊司令あいさつにつづき、花束贈呈等盛大な行事が行われた
 船主協会、海上保安庁関係者、各級指揮官、隊員、家族、横須賀水交会などの防衛団体、地元関係者など多数の見送りのなか、国旗、自衛艦旗、水交会旗、各団体の激励幕などによる、心のこもった行事が行われた

 本行事の前、士官室において、水交会からの激励品をたかなみ艦長へ贈呈した


 なお、海賊対処航空部隊第1次隊(Pー3C、2機)は厚木に帰国し、12日帰国式が行われた。第2次隊は那覇から5日、出国した

 現地において護衛された船舶から、感謝されていることが伝えられ、立派な成果を挙げられていますが、はるか遠いソマリア沖で、厳しい環境、不自由な海外での活動には頭が下がります

 海洋使用の自由のため、海上交通の安全のため、ひいては国益のため長期間にわたる任務行動をする部隊に対し、深甚の敬意を払うものであります