1330に横須賀港を出港し、港外で127ミリ速射砲及びCIWSの操法展示、ラッパ吹奏展示があり、その後8グループに分かれて艦内を見学しつつ横浜に向かった。
ラッパ吹奏展示では入隊後1年の1等海士が会員のリクエストに応えて立派に吹奏したのには感心した。参加者の1割が80歳以上の会員であり、艦内見学では艦橋へのラッタルの昇降が心配されたが、杞憂に終わり、高い艦橋からの眺めを楽しんでいた。艦内見学終了後は、開放された士官室で休憩を兼ねて歓談する姿も見受けられた。多くの参加者にとって護衛艦で横浜港大桟橋に入港するのは初めての経験であり、ベイブリッジの下を通過する際には橋げたとマストがぶつかりそうに見え、その間隔を盛んに話題にしていた。観光客が盛んに手を振る中、1600大桟橋に接岸した。
案内や警戒員の配置、休憩場所の用意等、年配者に対する至れり尽くせりの配慮がされており、乗組員の態度も凛々しく立派であり、大変気持ちの良い体験航海であった。参加者は大満足して退艦した。
退艦後そのまま徒歩でホテル横浜ガーデンに移動し、こんごう艦長、副長、船務長、先任伍長の参加を得て1700から懇親会が行われた。
長崎会長の挨拶、艦長の挨拶に引き続き、埼玉県から参加した松村会員の音頭で乾杯し歓談に入った。航海中、艦橋への昇降等休みなく動き回ったせいか足が疲れて椅子に座って歓談する会員も見受けられたが、すばらしかった乗員等の対応に感謝しつつ楽しい時間を過ごした。
今回の体験航海は観艦式参加部隊の集結完了日前日という忙しい時期にも係らず関係各位のご尽力のお陰で実現したものであり、横須賀水交会に対するご配慮に頭が下がる思いであった。海上自衛隊を支援する気持ちを更に強くした有意義な研修であった
最後に、部隊研修実施に際し、ご尽力頂いたこんごう艦長をはじめ関係各位に深く感謝するとともに、今後ますますの御健闘をお祈りします
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