第1護衛隊群第1護衛隊「おおなみ」インド洋へ
護衛艦「おおなみ」(艦長 山田勝規2佐 乗員約175名)は、平成16年11月25日、テロ特措法に基づく協力支援活動に従事 中の艦艇と交代のため、インド洋方面へ向け横須賀を出港した。「おおなみ」は、第64護衛隊司令堀正1佐の指揮の下、佐世保 を出港した護衛艦「ちょうかい」及び舞鶴を出港した新鋭補給艦「ましゅう」と洋上で合同し、インド洋での任務に就く。 岸壁では、衆議院議員加藤尚彦氏、横須賀地方総監、潜水艦隊司令官、護衛艦隊司令官など各級指揮官、隊員家族一般市 民等約700人が見送った。横須賀水交会は、海野幹郎会長はじめ理事等四十名の会員が、水交会旗を掲揚し、軍艦旗の小旗 を持って激励、壮途を祝すとともに、出港行事に先立って、海野会長から艦長に水交会からの激励品を贈呈した。 出港行事は整斉と行われ、艦長の海の男らしい挨拶は頼もしく、任務第一を旨とした乗組員の気迫が感じられるものであった。 「帽振れ」とともに、離岸時の汽笛長一声は、会員に若き日を思い出させる印象深いものであった。 なお、インド洋派遣部隊の活動は3年を経過し、11月14日までに米英仏独伊西等11ヶ国の艦艇に合計38万1千キロリットル 余の給油を実施したが、10月26日、実施要領が変更され、今後は艦艇用燃料に加えてヘリコプター用航空燃料と真水の補給 も実施することとなり、関係各国からの期待と信頼はさらに高まっている。 |