平成20年度

    補給艦「ときわ」出港 見送り

 3月16日、補給支援特措法に基づきインド洋方面における、各国海軍に対する給油活動を実施するため、補給艦「ときわ」(艦長 高森安生2佐・乗組員約140名)は横須賀を出港した。第3護衛隊司令 眞鍋 浩司1佐が派遣部隊指揮官として乗艦している護衛艦「あけぼの」(呉17日出港)と洋上で合同し任務行動に赴く。両艦は、護衛艦「ありあけ」補給艦「とわだ」と4月上旬現地で交代する予定である

 蒲谷横須賀市長、山口横須賀市議会議長、防衛関連団体等の長などが出港行事に参列され、盛大な出港行事が行われた
 泉自衛艦隊司令官、半田横須賀地方総監、河野護衛艦隊司令官他多くの指揮官、隊員及び家族とともに、長崎嘉徳横須賀水交会会長以下多数の会員で見送った

 軍艦行進曲により、乗組員は整斉と乗艦し、極めてスマートに出港した。帽振れにあわせ、自衛艦旗の小旗、水交会旗が振られ、超長一声の汽笛が響く出港であった

 「ときわ」にとって任務行動は、イラク特措法による行動開始後、1年4ヶ月振りで、6回目であり、乗組員の中には5回目という、猛者というかインド洋の大ベテランが5名おられるとのことであり、さらなるご健闘を祈る。任務行動を通じて、各国海軍のゆるぎない信頼をさらに強めてもらいたい

 出港前、士官室において、水交会からの激励品を長崎会長から艦長へ贈呈した。艦長からは任務遂行にあたり力強い発言があり海上自衛隊健在なりと感じ入った次第である

 国際テロの根絶と世界平和のため、国益のため、はるか遠いインド洋において、厳しい環境下、長期間に渡り、目立たない地味な行動に従事することに対し、深甚の敬意を払うものである。

 司令、艦長はじめ乗組員の皆様、誠にご苦労様です。任務達成を祈ります。